怪物図録・小さき化仏

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大津の黒木商いに念仏をおさめた者がいた。いつとなく、空中に小さな仏を幻視するようになった。年月を重ねるうちに幻像は肥大化し、等身大で拝めるようになったという。百万遍の万霊和尚に聞いたところ珍しいが、このようなことは人に語るなかれと諫められる。

ある時すこし気分が悪いと言う。釈迦をはじめお迎え衆が眼前に来迎した、有り難く迎えているところだと告してのち、死んだ。(新著聞集)

怪物図録(本編)

この話、一見念仏宗派の説教に読めるが、その場面を想像するにむしろ何かにとりつかれた者の怖い話に受け取れるのだが。
Commented by kenz_freetibet at 2008-11-14 21:40
学生の頃御嶽山の頂上の山小屋の修理(噴火で壊れたので)のバイトに行った時、大広間に一体の仏像があった。御岳教の神山なのになんで仏像かとも思ったけど、灰のせいで半分ほど腐食した仏像を俺は暇さえあれば磨いていた。
磨いていくうちに仏像の表情がだんだん優和になっていったような気がしたけど、気のせいかな。
Commented by r_o_k at 2008-11-14 22:45
一時期石仏に熱をあげていたのですが、野仏は信仰を受けているものと放置されているもので何か違います。たとえ修復され綺麗に整えられていても、誰もおそなえをしないものは何かしら空疎だったり、残念なかんじがしたものです。信長は仏法を嫌い安土城の急峻な石段の踏み石に近隣からわざわざ二尊像を持ってこさせて使いましたが、今、石段が整備され印がつけられた状態を見ると、未だ踏み石ですけれども、柔和な雰囲気があります。

そんなものだと思います。宗教とかそういうことではなく、何か感情的なもの。
Commented by kenz_freetibet at 2008-11-14 23:27
絵の人物、ちょっとトチロー(宇宙海賊キャプテンハーロックの大親友)が入っているね。
Commented by r_o_k at 2008-11-14 23:54
あれ?ぜんぜん意識してなかった(時代設定間違えたと思ったくらい平安ぽいので)

・・・というかトチローが思い浮かびません。でも我々の世代は刷り込まれ世代ですし、アトムの子というよりメーテルの子ですから<変な意味ではなく
by r_o_k | 2008-11-14 02:09 | 怪物図録 | Comments(4)

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