日記ブロガーとブログ狩り

青学准教授騒動が飛び火、またもや暴言ブログが発覚!/ニュースウォッチ

探偵ファイルはかなり前にはよく見ていたが、企画ものが好きな感じではなくなったので足が遠退いていた。たまたま前エントリ冒頭ネタ絡みの記事を見たらこういうものだった。

未知の個人ブロガーを攻撃する「ブログ狩り」は今に始まった現象ではない。常軌を逸したブログが匿名掲示板などで晒され炎上させられるのは、日常である。炎上させること自体に喜びを見いだす邪気な者、ネットポリス気分でパトロールと糾弾をする奇特な者、それは書き捨てや釣り暴論によりストレス発散をするブロガーも似たようなもので、一部の実名著名人を除けば外社会での影響力は微々としている。刹那的なネット上の泡たつさざ波だ。

どんな明白なことにも相対的な言説は出るものである。釣り目的と思われた最後のブログは何度も話題になり糾弾されたが、相対論者という言葉でくくられるアナーキーな性向の人間(ネット上だけの人格だろうが)は実社会にはたくさんいるし、文字化されない言葉はもっと自由でひどいものが「吐き捨て」されている。ふざけた面白半分の言説が不謹慎の咎めを受けない空気の場だって現実には多い。今やキーボードは確実に筆より口に近い表現手段だから、口述のレベルにブログが近づいているのも確かであろうし、奇怪な炎上エントリの増加はアナーキーな言辞の文字化が進んでいるだけとも言える。また、PCに面しているときは皆一人であるから、口に出して言えない心の闇直結の本心や、逆に面白半分の不謹慎な思い付きを書けてしまう、その点では口より更に脳(脊髄?)に近い表現手段だ。

しかし上っ面だけの相対的な意見であれ不謹慎な奇論であれ、何か一縷の真実が秘められているように見えることがある。文字ならそういうことは多いだろう。ひょっとしたら相対的なのは結果であり、ちゃんと考えて書いたのかもしれない。軽い文体はかりそめかもしれない。

ネットはフォント文字で綴られるニュアンスが見えないメディアだからなんとも判別が難しい。

その意味で単体で議論のしづらいメディアではある。けれどもネット慣れしていない大半の人間は、文字化された「論」を重く読みがちだ。深読みしてしまう。こいつには、反論せずにはおれないと。

ところが双方に文章力や表現力がないと文字メディアでまともな議論はできない。突飛な持論を押し通すには「提議側」には弁護士以上のディベート力が要求されるだろうからはなから議論にならない。実際には糾弾側がただ一方的に感情にまかせた言を並べ立てるだけで数の論理しかなく、「論破」された側にその意識がないまま波は凪ぐのだ。

そもそも大半のブロガーは議論を求めているのだろうか。ブログは一方的なメディアだったはずだ。議論の場ではなく日記。釣りやアフィリエイターなどは別として(公人的な立場に立っているにもかかわらず実名を使って暴言を繰り返すブロガーも別)、一般の、実名を晒さないブロガーは読者をそれほど明確に意識しているのだろうか?読まれていることは嬉しいとしても、読まれること自体が目的なのだろうか?書き捨てと言われればそうかもしれないが、ブログなんてもともと日記なのだから、書き捨てが普通だったのではないか。影響力が無いブロガーの日記が、衆目に晒されうる場に置かれていただけで、探偵ファイルのようなネット上では大手のチャネルにどうこう取り沙汰されるのは如何なことなんだろう。匿名掲示板ならお互い様、匿名庶民同士電子喧嘩を大いにやらかせばいい話だが。

ネットは「つながり」である。つながりメディアだからこそブログサービスにもコメントやTBという機能が付加されている。炎上は主としてコメント機能の範疇で起こる(だから無視や機能停止には弱い)。また、つながっていて、どこで誰がどういうタイミングで見て、何をしでかすかわからないからこそ、非社会的反社会的な言葉は書いてはならないというのは正論だ。ただ、「ネットの片隅でひっそり」が許されない現在のありさまは、多分に検索エンジンの機能向上に左右されてのものでもあるが、「誰でも自由に情報発信できる」ことが売りであったネット自体の価値を狭めるものにも他ならない。

認証つけて知人だけに公開すればいい話だけどね。准キョージュのように。ただ、認証機能は一部サービスやSNSでしか提供されていない。
Commented by kenz_freetibet at 2008-04-28 13:21
まぁ言える事は今回の准教授の発言はあまりにも非常識ってところかな。
彼女は糾弾されても仕方がない。
A学院もこのままでは学校全体の品位をなくすな。
Commented by r_o_k at 2008-04-28 14:23
どのページにも名前と地位と経歴を明記したうえ、時にはその地位を背景にあのような文章やコメントを長年綴り続けたというのは、確信犯ではないかと思い始めました。慌てて閉鎖したり実社会で何らかの行動を示したというのならともかく、削除もせず僅かに治した程度で載せ続け、報道起因で定型的な謝罪文を載せた後、この件を取り上げた新聞記事の批判を別ブログに載せすぐに消し(消す前提で書きたい事を書き続けた?)、鍵をかけて認証制ブログにして結局、書いた内容を閲覧限定にせよ全く修正も削除もしない形に落ち着けたわけです。

一番批判された配慮も舌も足りない記事は、舌の足りた状態に改ざんし掲載、こう書いていたのだから批判は該当しないと主張した。

この人は実名で言論を行っているつもりです。無名ブロガーと違うのはそこで、庶民メディアであるネットで嫉妬による反感も買っている側面はあるにせよ、どれをとってもあんまりなものばかりです。
Commented by kenz_freetibet at 2008-04-28 20:31
処分は休み明けか。
謹慎程度って感じだなぁ。
Commented by 岡林 at 2008-04-28 22:30 x
処分は処分として、居づらくはなるでしょうね。仕事や職場、ひいては日本への不満もたくさん書いてましたから。
by r_o_k | 2008-04-28 11:44 | Comments(4)