2008/3/6怪奇百物語・目借り婆さん
2008年 03月 06日
雪女と伝承されている地域が似ている。自然の猛威が重くのしかかる農業を営む都市近郊の「都市伝説」だったのか。田園調布のあたりではミカワリバアサンと呼ばれ、川でなくした子供を探してやってくるとされた(うぶめとも雪女とも混淆している)。名称の原意を離れた変容はこの妖怪に限らないけれども、物証や文字によるものではなく口承による伝播だった証左です。
これはちょっと・・・
ううう
実はねぇ
「遥かなる甲子園」
ってマンガ知っているだろうか。
風疹の予防接種のせいで沖縄のある世代の子は耳が不自由。
それだけじゃなく他の器官も弱く運動に影響がある。
そう言った子が甲子園を目指した。
その子の中のエピソードに、耳が聞こえない事でいじめを受けそれが原因で教室内で暴れた子がいた。
その子が言った台詞がいまだに鮮明なのだ。
「ねぇちゃん、耳くれ、ひとつ」
不自由な口から絞り出したその叫びは忘れられない・・・