揺りかごから酒場まで☆少額微動隊

岡林リョウの日記☆旅行、歴史・絵画など。

2008/2/27怪奇百物語・肉付きの面

もともとは仏教説話だけれど、一般的には嫁姑の確執に絡んだ悲惨な話として伝えられる。般若の面を被って嫁を脅していた姑、あるときその面がとれなくなり、ほんとうの般若になってしまう。結局皆が面を力づくで剥がすものの、面には顔の肉が残り、姑は息絶えた。これが観音力のために剥がれたとされる話や、嫁姑ではないという話、あるいは「実物」とされるものの残っている福井では、息子と共に信心深い嫁に対し、姑が神社より持ってきた鬼面をかぶり法話を聞きに行くのを遮ったところ、崖から転落するも仏法の加護で無傷だった嫁とは逆に、姑の顔からは面が剥がれなくなり、手足も動かず遂には本当の鬼になってしまう。息子夫婦に連れられて法話を聞きに言ったところ手足も動き面は嘘にように剥がれた。この法話をし母を救ったその人が蓮如上人だったという。
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類話はバリエーションがあるが、ちょっと前まではわりと有名な昔話だったために、創作で増えた可能性がある。手塚治虫さんも描いてます。
Commented by wither108 at 2008-02-27 21:55
マスク2のココリコの吹き替えは最悪だった。
特に酷かったのは田中。
全く感情が伝わらない。
本当に業界にはお願いしたいのだが、吹き替えのタレント使用は絶対に止めて欲しいってところだな。
声優がいるんだし。
作品を台無しにしているって事に気が付いていないのだろうか・・・
Commented by wither108 at 2008-02-27 22:06
セラミック楽器って知っているよね?
管楽器や弦楽器が作られた。
名古屋デザイン博の頃かな。
あれをやろうと企画したのが俺が大卒後最初に勤めた商社の社長。
弦楽器は残念ながら良い音はしなかった。
ピチカートの音は本当に素晴らしいのだが、arcoだともう聞いちゃいられない。
ほんとうにこもった音。
今日フジテレビ系列でやっている番組でガラスのヴァイオリンが出てきたが、まぁガラスもセラミックも似たようなもの。
音も似たようなもの。
全然ダメだね。
木の代用は無理なのだ。
Commented by r_o_k at 2008-02-27 22:11
>マスク2

あっ、ぜんぜん気がつきませんでした、あの映画って「肉つきの面」のパクリなんですね(・・”

>ガラスのヴァイオリン

あのてのものは「工芸品」ですよね。
アンプつけないとまず楽器として成立しません、あの番組でも木のほうは据え置きマイクだけなのに、ガラスのほうは大きなアンプつけて、なおかつ音は上っ面・・・いかにもガラスな音はしてましたけど。

「そういう楽器」として見ればいいんでしょうけど。セラミックの音色は共鳴盤のない指板だけのサイレント楽器と同じでしたね。
by r_o_k | 2008-02-27 21:14 | 怪奇百物語 | Comments(3)

by ryookabayashi