ハンザキ=半裂き、すなわち半分に裂いても生きているという生命力の強さを示す形容詞が元。似たような形容のされる生き物は他にもいるが(プラナリアだってそだ)、これは中部から西日本でみられる「オオサンショウウオ」を特に示す言葉となっていて、現代にはまずいないけど、かつて山奥の淵などで巨大化した長老の個体がいて、その異様な姿から妖怪として恐れられたか、何かの水の異変などと結びつけて水神として恐れられたと思われます。
今でもお祭りの山車なんかにされたりしてます。水の豊富な日本では水にかんする妖怪伝承も数多く、同じく水に近しかったスラヴの妖精に匹敵する多様化がなされてます。