揺りかごから酒場まで☆少額微動隊

岡林リョウの日記☆旅行、歴史・絵画など。

墓場鬼太郎アニメ化

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作り話は現実よりおもしろいにきまっている。前からそう思っていた。伊集院さんがラジオで言っていて、やっぱりそうだよなあ、と。

水木サンのような数奇な運命をたどったかたの見たものを除けば。

その経験のなせる凄絶なニヒリズム。墓場鬼太郎は未だ癒えぬ傷の産物だったのか。アメコミの影響を受けたサイケな貸本時代の水木サン、あー、そうか、ノイタミナだから「モノノ怪」のシリーズのやり方できたわけね。ちょい音がうるさい。

でも綺麗。水木サンも好きな色じゃないのかなあ。化猫・モノノ怪のときみたいに最初鮮烈過ぎてかえって後々絵ツラが単調にならないことを祈る。丁寧な劇画再現だなあ。カット割りの派手さは原作以上で、動画だとうるさいかな。モノノ怪もそうだったけど。紙芝居を意識してるんだろう。ちなみに水木サンのプロ生活は紙芝居作家が端緒でしたが、紙芝居全盛期は戦前で、戦後はその延長にすぎなかったそうですね。


白黒のゲゲゲの鬼太郎とははなから違います。声優は一緒でも。
by r_o_k | 2008-01-11 01:03 | テレビ | Comments(0)

by ryookabayashi