揺りかごから酒場まで☆少額微動隊

岡林リョウの日記☆旅行、歴史・絵画など。

オリジナルを描かないひとびと

知り合いにもこの手合いは多いのだけど。

絵ってさ、オリジナルだから面白いんじゃないの?模写っていっても、せめて違う構図とか、違う構成で描くのが醍醐味じゃないの?

一部だけ改変とか、それこそオリジナル描いた人に失礼だし、だいいち、

面白いの?

うーん、わからん。他人の撮影した写真を絵に転写する人とか、勉強のためとかじゃなしに純粋に模写するのが楽しい人の感覚がわからん。

ましてや、他人の絵を自分の絵と騙るような転写、一部改変する連中が「絵が面白い」という感覚を持ってるのかどうか、さっぱりわからんのです。

影響を受けることは当然あるにしてもさ、誰でも、私もそうです。

10年前、画家の先生に「いつかテクノロジーが発達して、アナログな職人的技術は完全にテクノロジーで代用がきくようになり、純粋にセンスと芸術的才能が問われるようになる」と言い放って少し険悪になったことがある。

今や高価なソフトを使い時間さえかければ殆ど技術なんていらない。

だからこそ、オリジナルを描ける機会が増えたんでしょ。

オリジナルにかける手間が省けたからこそ真の絵の面白さを誰でも共有できるようになったんじゃないの?

模写とか、一部改変とか(それがカリカチュアライズだったとしてもなお)

・・・どこが面白いの?ひさびさに徹夜になってしまったのでちょっとゴタってみた。いや、私のは長くても一枚30分ですよ。時間があれば、せめて一日48時間あればもっと高精度にできる。きほんテクノロジーを最も活用する場にいながら絵のようなものにかんしては一切使わない。まだ、まだアナログのほうが表現に1長あるからだ。この感覚がわからない人は小奇麗にまとまったPC画で満足してくんな。ハリウッド大作方式で仕上げてくんな。私は東欧の低予算映画方式でいく。
by r_o_k | 2007-11-28 06:06 | ゴタク | Comments(0)

by ryookabayashi