揺りかごから酒場まで☆少額微動隊

岡林リョウの日記☆旅行、歴史・絵画など。

2007/9/9イクネウモン、海ライオン、黒人魚

たまにはUMA系を。中世の見世物系怪物。

イクネウモン:鼬のような生き物で16世紀に見世物にされていた。正体はエジプトマングースと言われるが、アフリカに棲んでコブラの天敵とされ、ひいてはワニをも食い殺すとの触れ込みだったという。
海のライオン:中世にはさまざまな姿で描かれたが、いずれもライオンの頭に鱗だらけの体というキメラ様で描かれる。翼のないスフィンクスのような形でも描かれた。数々の文献のルーツと思われる一部図像は大アザラシであることが推測される。
黒人魚:差別的意識の多少はあると思われる中世の人魚の一種で16世紀半ばにバルト海で捕らえられ、服を着させられている姿は「海の司教」など宗教的恣意性を感じさせる。
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by r_o_k | 2007-09-09 11:03 | 怪物図録 | Comments(0)

by ryookabayashi