2007/8/21悪魔;ベルフェゴールとアモン
2007年 08月 21日
作用反作用、陽と陰かぁ。
しかしいつも思うのは小松左京って途中までは物凄くいいのに、いつも中途半端。
まるでやっている途中で出ちゃって中途半端に終わるHみたい(ブルックナーの音楽そのものと言う話もあるがw)。
でも「果てしなき・・・」のラストだけは素晴らしい。
あの文章は本当に美しい。
そういうのうれしいですよねwとくに新天地だと。
私は体調不良で酒の飲めない身体になっています。。
>小松左京の未来像はことごとく外れていたなぁ。
手塚未来とけっこう共通する時代認識があったように思います。当時のSFという狭い創作世界において社会主義は一種の理想でも破壊対象でもあり、でも手塚漫画の世界ってそこだけじゃないんですよね、イデオロギーの図式に単純化されず、個人個人のあり方まで行き届いているというか。しかしやっぱりこの人の一時期の漫画には左とみなされる要素は確かにありますね。。戦中派庶民特有のものでしょうけど。
働いても働いてもじっと手を見る暮らしをしていたらどうしても左に寄ってしまうだろうなぁ。
いろんな画風がある。
あらゆる人のアシをやったんだなぁ。
そして何より彼が一番読者を裏切っているらしいね。
つまり「金持ち」
しかし杉浦茂は凄い。
彼もいろんな人の影響を受けたり与えたりしているけど、彼自身の実態が掴めないぞ。
金というと水木サンなんでしょうが、あの人は戦時戦後PTSD系かもしれません。じっさい戦争はかくも人の心に永遠の傷をつけ歪めるものか、と思い知らされることがかなりあって、水木サンが金に汚いだの自分で描いてないだの権利で儲けてるだのそういった言説がもしあっていたとしても妄言に聞こえるくらい、何か、どの作品がどうこうというのではなくて全て総合して根本に太くて大きな才能がありそれが人々を惹き付け続けていることは確かですし、手塚さんのファインアートコンプレックスを水木サンはきちんとムサビ等で学んでいるという形で跳ね返して人気を得た側面もあります。。
で、杉浦茂という人、、、手塚サンの記号でも水木サンやつげサンのアートでもない、あれは何なんでしょう。海外ではどう評価されてるのだろう???水木サンすらやっとフランスが認めたみたいですし(20年くらい前に日本のアニメを向こうの子供が見比べる番組があったとき、セイントセイヤなんかに比べゲゲゲの鬼太郎の貶されようといったらなかったですが)、どこかで名が出るんでしょうか。
初期の頃はあんなに崩れた絵は描いていないのだけど、突如あのようなグロになったね。
子供の落書きそのままって感じのあの絵はちょっと癖になる。
で、全然関係ないサッカーのお話。
両方とも勝ってまぁ一安心。
問題はセルジオだけだな。
あのおっさんだけはなんとかして欲しい。