揺りかごから酒場まで☆少額微動隊

岡林リョウの日記☆旅行、歴史・絵画など。

2007/8/21悪魔;ベルフェゴールとアモン

ベルフェゴールは発見や発明をつかさどる悪魔だが排泄物を好み玉座の形の便器に座っている。若い女の姿をとることができる。スカトロの元祖。アモンは悪魔の世界の侯爵で狼の体に蛇の尾があり、頭はさまざまに描かれる。かなり地位が高い悪魔であることから映画やコミックなどでよく見られる。そもそもこのような図像化された悪魔は象徴的意味合いが強く、七つの大罪を中心とする戒めるべき考えにいちいち名前をつけて具体化したところから発生したものである。おそらくその意味でアモンはしばしば金銭欲を象徴する「商売人もしくは商才にたけた一部民族の暗喩」ともされる。

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Commented by けん at 2007-08-21 20:47 x
小松左京の「果てしなき流れの果てに」(う~んなんていい題名だろう。)での悪魔の提議がいいね。
作用反作用、陽と陰かぁ。
しかしいつも思うのは小松左京って途中までは物凄くいいのに、いつも中途半端。
まるでやっている途中で出ちゃって中途半端に終わるHみたい(ブルックナーの音楽そのものと言う話もあるがw)。
でも「果てしなき・・・」のラストだけは素晴らしい。
あの文章は本当に美しい。
Commented by r_o_k at 2007-08-21 22:44
>いつも中途半端。

よくありますね~。でもその作品は覚えてません。今度見てみます。
漫画家志望だったんですよね。
Commented by けん at 2007-08-22 19:33 x
小松左京の未来像はことごとく外れていたなぁ。
まぁ仕方がないか。
手塚治虫等が描く未来社会は社会主義だね。
あぁならなくて良かったと思うよ。
ドーム型居住区で全身タイツ的な服装はやだ。
Commented by けん at 2007-08-22 19:42 x
今ビールを飲みながら肴が欲しいなぁと思っていたら宅急便が。
お袋から。
開けたら野菜やら缶詰やらラーメンやらの中にポテトチップスが・・・
お袋パワー全開でしたw
Commented by r_o_k at 2007-08-22 20:55
>お袋パワー全開でしたw
そういうのうれしいですよねwとくに新天地だと。
私は体調不良で酒の飲めない身体になっています。。
>小松左京の未来像はことごとく外れていたなぁ。
手塚未来とけっこう共通する時代認識があったように思います。当時のSFという狭い創作世界において社会主義は一種の理想でも破壊対象でもあり、でも手塚漫画の世界ってそこだけじゃないんですよね、イデオロギーの図式に単純化されず、個人個人のあり方まで行き届いているというか。しかしやっぱりこの人の一時期の漫画には左とみなされる要素は確かにありますね。。戦中派庶民特有のものでしょうけど。
Commented by けん at 2007-08-22 21:13 x
のちの評論家はいろいろと美化して言うけれど、手塚さんは死ぬまであんまりいい暮らしはしていない。
働いても働いてもじっと手を見る暮らしをしていたらどうしても左に寄ってしまうだろうなぁ。
Commented by r_o_k at 2007-08-22 21:23
クリエイター特有の病に冒されていたという話もありますね、、創作以外にまったく興味がいかない、時には暴君、時には社交的、時には子煩悩、でも本質は「紙の上」にあった。どんな絵でも下絵は必ず自分で描いたというのもあの紙数を思うと速度はアニメーター並みです。これは食べるために描くという範疇を越えているような・・・稼ぐために描くというのはイメージ的には対極の水木サン、手塚サンは儲けてもそもそもそんなことに興味がいかない人、そういうかんじがします。この両者も面白い関係があったみたいですけど。個人的に、火の鳥鳳凰編は水木対手塚の象徴化された話のような気がします。隻腕とか、暴力と知性とか、そういったイメージと、まさに描かれた時期に猛威を振るっていた劇画という世界を思うと。
Commented by けん at 2007-08-22 21:31 x
その頃のつげの作品が面白いね。
いろんな画風がある。
あらゆる人のアシをやったんだなぁ。
そして何より彼が一番読者を裏切っているらしいね。
つまり「金持ち」

しかし杉浦茂は凄い。
彼もいろんな人の影響を受けたり与えたりしているけど、彼自身の実態が掴めないぞ。
Commented by r_o_k at 2007-08-22 22:58
杉浦茂はどうも趣味が受け付けないようです(苦笑)というか、悪趣味とキッチュが「アートになりえない形で」提示されていて、読み方がわかりません。。つげ義春さんは純粋に画才があり文学の才能があったために、勝手に自分を追い詰めて勝手に自滅する芥川太宰系の人なんじゃないでしょうか。その作品数に比べ儲けてる(単価が高い)のはじじつでしょうけど、ガロ系ってそのての人多いですよね。。

金というと水木サンなんでしょうが、あの人は戦時戦後PTSD系かもしれません。じっさい戦争はかくも人の心に永遠の傷をつけ歪めるものか、と思い知らされることがかなりあって、水木サンが金に汚いだの自分で描いてないだの権利で儲けてるだのそういった言説がもしあっていたとしても妄言に聞こえるくらい、何か、どの作品がどうこうというのではなくて全て総合して根本に太くて大きな才能がありそれが人々を惹き付け続けていることは確かですし、手塚さんのファインアートコンプレックスを水木サンはきちんとムサビ等で学んでいるという形で跳ね返して人気を得た側面もあります。。
Commented by r_o_k at 2007-08-22 22:59
(つづき)まだ描線がしっかりしていた末期に絵本を描いたりしてますけど、手塚さんの「記号画が崩れていく惨状」とは対極的な見事な「アート」でした。

で、杉浦茂という人、、、手塚サンの記号でも水木サンやつげサンのアートでもない、あれは何なんでしょう。海外ではどう評価されてるのだろう???水木サンすらやっとフランスが認めたみたいですし(20年くらい前に日本のアニメを向こうの子供が見比べる番組があったとき、セイントセイヤなんかに比べゲゲゲの鬼太郎の貶されようといったらなかったですが)、どこかで名が出るんでしょうか。
Commented by けん at 2007-08-22 23:12 x
なんとアメリカでは知名度があるようだね。
初期の頃はあんなに崩れた絵は描いていないのだけど、突如あのようなグロになったね。
子供の落書きそのままって感じのあの絵はちょっと癖になる。

で、全然関係ないサッカーのお話。
両方とも勝ってまぁ一安心。
問題はセルジオだけだな。
あのおっさんだけはなんとかして欲しい。
Commented by r_o_k at 2007-08-23 00:10
ヒョーロンカは嫌いですw
良いプレイヤーでもヒョーロンカになると途端に価値が下がる場合が多い気がします。
作曲でも同じ。
by r_o_k | 2007-08-21 20:24 | 怪物図録 | Comments(12)

by ryookabayashi