揺りかごから酒場まで☆少額微動隊

岡林リョウの日記☆旅行、歴史・絵画など。

2007/7/13 夢中夢地震

夢の中で、不意に電気が消えた。ばしゃっとスライドフィルムを照らすフィラメントが切れるようにまっくらになった。びっくりして飛び起きる。するとあの、懐かしいような怖いような夜特有の不安な空気の満ちた闇。誰かが街頭の電気を消したのか、部屋の何かの明かりが落ちたのか、何も変わった様子がない。ただ不安の黙示が暗闇を静かに揺らしはじめる。

地震だ。。。

P波の小刻みな縦揺れが背骨にだんだんと感じられてくる。ああ、これは関東大震災並みの巨大地震なのだ。

おわりか


・・・急に背中を冷たい手が逆撫でして、さっと空気が変わる。不眠症のとき、せっかく眠れそうなときにがばっと現実に引き戻す心理的障壁の知覚化だ。

現実の闇はやはり闇だがいくぶん光をはらんでいた。不穏な空気もない冷ややかな室内の落ち着いた感覚がほっとさせる。ああ、そうか。地震もまた夢のうちだったのだ。地震の予知夢だったのか、いや、こういうことはたまにあるが、金縛りと連動して発生する夢中夢の地震が、現実起こったためしがない。空気が平和だ、不穏な夢中夢の室内の空気とはちがう。

あたらないでしょう。

テレビをつけたらスーパーナチュラルをやっていた。

2007/7/13AM3:11
by r_o_k | 2007-07-19 01:53 | 不思議 | Comments(0)

by ryookabayashi