揺りかごから酒場まで☆少額微動隊

岡林リョウの日記☆旅行、歴史・絵画など。

2026/4/20-4/26:港区郷土資料館おもちゃ絵展:文学的写真で一言11

4/20

~私の中にあった優しいもの柔らかいものを世間が嘲って息の根を止めてしまった。だが、私というものは金剛不壊だ。私は満足し、和解し、根気よく新しい葉を枝から出す、いくど引き裂かれても。そして、どんな悲しみにも逆らい、私は狂った世間を愛し続ける。(ヘッセ「短く切られた樫の木」) pic.x.com/4qP8a3wctg

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ヘルマン・ヘッセはどうしても素直すぎて共感できない(長い)のが多くて、それがこの結局なんでもいいのかな選び方に出てしまった。切ったはずなのに壊れてない。


ほんとうに1枚写真だけ投稿はsageられるのな pic.x.com/va002o9dWs

〜山中を彷徨い行こう。孤独な心の平安こそ求めるものだ。家に帰ろう、古里へ!二度と惑うものか。安らぎの心のままにその時を待とう。愛する大地のどこかしこと春には花が咲き誇り新緑に満ちみちる!この世のすべてが永遠に彼方まで青く染まる!永遠に…永遠に…(マーラー/べートゲ「大地の歌」) pic.x.com/Pa23ohHkc7

マーラーの元を求めたところがべートゲ版がドイツ語の紙本しかなく、英訳とウィキ日本版を参考に字数を合わせた。歌曲としては字数計算されてるのだからこんな詰めるもんじゃない。ブルーホライズンのニュアンスはどう出すのかな。厭世的なニュアンスが消えたな。詩を切り詰めるのはほんとはおかしい。大地の歌は東洋趣味であってちっとも東洋の様式に寄せようとしてない。ウィーン世紀末の一部であり原詩はないがしろだ。べートゲは二次創作者なのだし、トッホまで中国の笛の方を使ってるのは彼らの趣味にあっているからで、これを漢詩ふうに訳す必要はない。感嘆符は感嘆符で示すべきだ。

〜ゆっくりと夢の底から真珠が一粒解き放たれて、ゆらゆらと浮かびあがる。それがルビーの光の領域に入り込むと、血のように赤く燃えあがり、水面でいきなり消滅する。すると邪魔が入ったようにすべてが消え失せてゆく。それらのやわらかな輪郭を、描きとめることによって(トーマス・マン「幻想」) pic.x.com/CQXYHNKj8Y

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〜牛馬の如く死ぬ彼等の臨終の鐘は何か。魔神のやうな火筒の怒号だ。急速な小銃の吃音の雑音は、取りいそぐ祈祷の声調となるのだ。虚礼はない。祈祷はない。弔鐘はない。愁傷の声もない、ただあるは合唱…嗚咽する砲弾の狂者のごとき尖鋭の合唱(オーエン「最後の頌歌」) pic.x.com/DIAl0pXkd5

オーエンの戦争詩は切り取ると即物的に思えてしまうが、時代的にも幻想的で隠喩的な表現が控えられていたのか。
花や植物、温度差が一番ダメで、暑過ぎるとかはそれよりは耐えられるエキブロのアプリは機能が非常に足りない(ページ検索できないのはうちみたいな大量情報サイトでは致命的)。にもかかわらずChromeのデフォルトでもエキブロアプリを起動しにいってしまうので、エキブロTOPのブログ検索しか使えなくなる。アプリ削除してショートカットアプリで作成したウィジェットを追加し、ここで「ホームに追加」を選ぶとまたもアプリインストールされてしまうので、そのまんま遷移して該当ページのChromeページ検索を使うというやり方にした。通知は管理画面で知れるし、今のエキブロは通知なんか来るまい。
ラジオが魅力を失ったのはラジオ出身のメディアスターはいないんだという現実認識よね。ラジオ聴かなくてもメディアスターは触れられるし、ラジオにしかいない人はメディアスターではない。

〜約束を破るのはいい気持だ 世間普通の義務はつらい しかし残念だが何ごとによらず 心に合はぬ約束はできない 汝は魔法の古いうたで 愉快ないたづらの揺れる小舟に やつと落付いた彼を誘ひ 二重の危険にまたあはせる 汝はどうして私を怖れる 素直であれわが目を避けるな(ゲーテ「別離」) pic.x.com/3KhWbUombQ

ゲーテは一昔前の人はさかんに読んだらしいけど、名前のしられた文豪って短編や詩においてもすぱっとわかりやすく書いていることが多いのでおすすめ。


〜底のない不可知に飛び込め!穴を横断して走れ、天に於いてお前の大きな翅がふるひ起す風にのつて、塔を、牢を、神なき神殿を転覆するように努力しなさい それからプロメテの上に舞ふ禿鷲を驚かせ。飛べ、高く疾く狂気のやうに、天の目標に向け真直ぐに、私がお前を抛けつけた(ユゴー「街と森の唄」 pic.x.com/mNPNVGzPUU

〜今夜は君をかの女の恋愛術の中へ預けたいのよ。」「――うん、御随意だが、君はどうする?」「――仕事があるのよ。Sデパートに依頼された新衣裳と、R新聞に原稿を明朝までに書いて置かなくちゃならないの。」「――それで、あの女にはいくら支払う。」(吉行エイスケ「戦争のファンタジィ」) pic.x.com/I8ufW2e8g9

君だけはここに残りつづけているこの三叉路を護る pic.x.com/H56JVhTmox

一気にこぶりのアゲハが羽化したようで、あんま風吹くなよね4/22note
note書いたら精神崩壊しかけたこれだめだな

〜さあ、娘、目をおあけ。いまはどんな気持だね?何にも感じません。死んではいないのです。でも生きてはいません!お前はどこから帰って来た?隠れ家、隠れ家、おお私の隠れ家、おお渦巻!…動きよ、私はお前のなかにいた、ありとあらゆるの物の外に(ポール・ヴァレリー「エウパリノス」) pic.x.com/FUhHgBH5SZ

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〜幸福な憧憬に酔いながら、ヘレーネはそれにすばやく手をのばした。だが、紅いのその花は彼女の足もとにこぼれおちた。病気の少女は骨を折ってかがみこむと、組み合わせた両手のあいだに薔薇の花を拾いあげて、天鵞絨のように柔かなその花びらに赤い唇をおしあてた。(リルケ「聖なる春」) pic.x.com/qvSzArUH0H

ほんと宮崎アニメとかの世界よなあ
部屋に春画(実物)を置く意味って過度な「向こう側からの侵食」を抑える程度の意味だ。

〜はばかることなくよい思念を私らは語ってよいのですって。美しいものを美しいと私らはほめてよいのですって。失ったものへの悲しみを心のままに涙ながしてよいのですって。敵とよぶものはなくなりました。醜とよんだものも友でした。(永瀬清子「美しい国」) pic.x.com/Juy7eKoVYZ

キリストの墓はこれがモヤモヤはするな pic.x.com/xkRTInMmuS

インプレッションの概念がないとこは平和だよ。ただ、煽るようなことをしないヒッソリやってる身としては、イイネが募ら無いとやりがいは感じにくい。何十年もそれでやってるからいいけど。

〜想像されていたようなものではなかつたことを知つた、彼等死者は安らかに瞑目していた。彼等は苦しまなかつたのだ、生者は生き残つて苦しんだ。母親は悲しみ悩んだ、また、妻と子供と、そして、心慰まぬ戦友が苦しんだ、また、後に残つた軍隊が悩み苦しんだのであつた。(ホイットマン「草の葉」) pic.x.com/07QCvSZWmu

〜戦死せる教え児よ 逝いて還らぬ教え児よ 私の手は血まみれだ 君を縊つたその綱の 端を私も持つていた しかも人の子の師の名において 嗚呼!「お互いにだまされていた」の言訳が なんでできよう 慚愧 悔恨 懺悔を重ねても それがなんの償いになろう 逝った君はもう還らない(竹本源治) pic.x.com/QbzCrRDq35


〜前線までやってきた、目のない仮面を被った伍長は、毒ガスに包まれたまま、未来に向って優しくほほ笑みかけていた。そのとき大口径の砲弾が炸裂して、伍長の頭部に破片が当った。するとその頭から、純血がほとばしるように、勝ち誇ったミネルヴァがとび出した。(アポリネール「虐殺された詩人」) pic.x.com/7yjtoe8hkk

戦場の象徴派ふう詩って唯一無二感があるんだけど、頭に砲弾破片を受けたのも実体験で、死因につながったというのがアポリネールのすごみ。妙にリアルな事物を異化する様子はフランス風なのか。戦争詩のなかでも一次大戦は個人の悲劇が描かれるものだが、まるで超現実的に見える。


〜たちまちの庭一面の霜の凄絶さに驚かされる両の目から思わず涙がこぼれ、頬が濡れるのも防げなかった老婆は独立して生きられないと仰るなかれ夫はもういない、陰柔は陽剛を借りて生きるものでしょう(梁川紅蘭「紅蘭遺稿」) pic.x.com/XkusRoRNCI

史実ベースではそんなに一級の人格者ではなかったとか、お龍さんそっくりの言われ方をしていて、幕末明治の気風に男尊女卑的なものがむろん女性側にもあったのだから、卑下なのか卑屈なのか、読む側がけっこう勝手に決めつけた解釈になる(漢詩は短い)「張氏紅蘭」がかっこいい名前だった、という幕末明治初期の感じもおもしろいし、夫婦が別に勝手に姓を作って名乗るのもこの時代のそれなりの人あるあるなのかな。4/24

〜その飛行士は、彼を捕虜にした人たちにむかって、大へん立派な英語でこう言いました。「戦闘が済んでとても嬉しいです!」すると一人の英国男子が彼にタバコを与え、英国婦人の一人はお茶を一杯呑ませてやりました。(ヴァージニア・ウルフ「空襲下に平和を想う」) pic.x.com/Vqn5bMcOna

うらぶれ感 pic.x.com/YQ1Hvrua7L

カラスが枝咥えてる、巣作るとやっかい

金曜日の憩い pic.x.com/mS6LeFVoUN

昨日、窓から川魚が何種も泳いできて廊下の上を通過していく夢を見た。吉運らしい。すごくシュールで夢の中ですら唖然とした。昨日今日と奇妙な明晰夢を見ている。気持ちが落ち着いてきたのか、本の読みすぎか。
博物館にレプリカがあるのか。びっくりした、移設されたのかと思った。秩父は青石産地ですので。rp

野上下郷釈迦一尊種子板碑 pic.x.com/bliTHKVodc

AORってボズ・スキャッグスのイメージが強すぎるがアル・ジャロウを入れてくると技巧派でソウルフルでジャジーという、アシッドジャズに直接流れる感じなのよね。インストとの親和性というのも技巧派でジャズ、フュージョン。ムードとしてエア・サプライみたいな無色透明感は対極感。4/25土東洲斎って地下道に大きな看板出してるとこ?あんま神保町行かないけど何ヶ月か前ちょっと雰囲気が違う感じした。骨董美術品のネット通販は今や「普通」なので信頼を糧に続けられんことを。浮世絵は高低の落差が非常にあって高は競争率が高すぎてほとんど手にできず、低はいくら集めても低いのでなかなか難しい。資料と割り切ると良いけどね。。

〜「でも、どうして僕の目がほしいんだ?」「恋人の気まぐれなんです。青い目の束が欲しいって。この辺りに青い目をした者はほとんどいません。」「僕の目は役に立たないよ。青じゃなく黄色なんだ」「ああ、嘘をつかないで下さい。おなたが青い目をしてることはちゃんと分かってる(パス「青い花束」) pic.x.com/A3Ghs7Zc9s

寒すぎる

港区歴史博物館の特別展、おもちゃ絵。規模的には小展示かもしれん、子ども向けにしてはマニアックで、たばこの塩の博物館がこういうのをたくさん持っていたと思うが、末流浮世絵版画の変化がしっかり捉えられる。幕末から印刷の時代まで。双六が楽しいね。 pic.x.com/Src8HuT6wK

好井まさお怪談で山田裕貴氏の話を(多分他でも聞いてる内容)改めて見て、自分が封じていた「コロナ禍を懐かしむ感覚」が蘇った。「誰も競争する必要がない社会」…コロナ禍は近親者の命運も含め悪いことしかなかったが、おちついた社会は好きだった

港区博物館の玩具絵から。最初のは5月お祝という良くできた旗の玩具絵。動物絵に空想上の動物が描かれてたりするのは玩具絵ならでは。落合芳幾系がどうもそういうことをする気がする(幾英のを持ってる)魚類の中に人魚があるのは御愛嬌ですが、右中のが「しゃちほこ」だとは。 pic.x.com/bl8gPoWYCd

さざえも大概ですねウニかと白金台のジョナサンのドリンクバーが進化しすぎて値段も気にならない(無限に飲んでいた)
大人の階段登る君はもうバーティカルランナーさ幸福なハルカスきっと挑んでくれると信じてるね猛女だったといつの日か想う時が来るのさ4/26日

〜灰色の壁の傍や、どこかの偶然な所で 思いもよらない時、侮辱の六月、そして儘ならぬ日、さし出がましくやって来る 私はその無言の愛情を疑いはしない 私の価値や望みで買った愛ではないのだ 若かった頃も、老いた今も言いよって来る そして今宵まで共に歩いて来たのだ。(ソロー「霊感」) pic.x.com/z16qoRGisa


AIに洗脳されてる研究者がいるとそれに依拠した人々も宗徒になり全員で思考停止するのがとても暗い

体調崩しかけた。 pic.x.com/HQ93zWxCWd

〜彼女は音楽にその梁を入れる 日のまはりを踊りてくるくるまはる 地球の調子に合はせるために あらゆる梁を音楽にかける彼女の作品は月日のために 又戦のために消ゆる事はなくて 幸ある魂を愛するために 最後の星より生き延びる(エマーソン「家」) pic.x.com/3UcEo0tHDM

風邪をなんとか跳ね除けて歩く pic.x.com/fMA0hvvFDK

〜私は喪服を脱ぎ捨て、長い間待ち望んでいたものを見た。私の歌は深い悲しみから喜びへと変わった。閉じ込められていたのは過去のことだ。そして待ち望んでいたものを見る、春という輝かしい季節、全てが新しく見える季節。神に感謝。そして今、茶色から緑に変わる(ピザン「ジャンヌ・ダルクの話」) pic.x.com/OoUvAiE5I5


最古の(同時代の)ジャンヌダルク伝、かつ近代女性作家への道筋をつけたピザンですら、ぜんぜん翻訳がないし、部分的に英訳があるのを原語の雰囲気と対照して切り出したら、こんな普通になるという。春ばっかですよ、向こうの詩。ラファエル前派ぽい空気。

〜さようなら、快い陽の光りよ、まなこはふさがれ、からだは万物解体の世界に降りてゆく。かくもあわれになりはてた私を見舞い、死の眠りに落ちてゆく私の眼を拭いながら、顔にくちづけ、やさしい言葉を寝床に残し、悲しみにぬれたまなこをもって帰らぬ友があろうか?(ロンサール「ソネット」) pic.x.com/5IXelJUsal

〜僕の愛用のピアノの如きはしっ尾を生やして、馬のようにギャロップで、しかもその胴の中でぶるんぶるんと音楽を奏でながら駈けて行く。極く小さな品物は蟻のように地面をはつて行く。刷毛のような物…硝子器具。月光がコツプの上に反映して、きらきら螢光を放つ。(モーパッサン「誰か知る」) pic.x.com/I496QuWr90




by r_o_k | 2026-04-27 12:20 | 純粋日記 | Comments(0)
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