揺りかごから酒場まで☆少額微動隊

岡林リョウの日記☆旅行、歴史・絵画など。

2026/4/14-4/19:麻布十番~三田さんぽ:文学的写真で一言10:幻想・反戦編、赤坂首くくりの松異聞

2026/4/14-4/19:麻布十番~三田さんぽ:文学的写真で一言10:幻想・反戦編、赤坂首くくりの松異聞_b0116271_11264457.jpg
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写真に本で一言ルール:古典的書籍の文章を140字切り出して、ふさわしい独自の写真をつけて投稿する。「1作家1作品1投稿」「切り取り文字数厳守(長文機能不使用)」「写真1枚、文章と直接関係しないが関係しているようにも視えるもの(写真に限りがあるので直接関係してるものとか絵とかもある)」という縛り

~たまらなくなってその恐ろしい朝の三時になると診療所へ車を飛ばすと、最悪の事態が待っていたんだ。わたしの記憶に刻みつけられていた何百人という患者さんたちとの会話が、なんと、テープ録音や、秘書がメモに記した会話の内容と同じじゃなかったんだ(ブラッドベリ「ロールシャッハ・シャツの男」) pic.x.com/cq9GrroW2I

加齢による知覚の衰えはみな識るところでもあり、同種のショックは(ここまでではないとはいえ)受けるから、共感させる力が珍しく?強い。でも基本的には変人の話、テリー・ギリアムの世界だ。

〜自ら馬糞の水を、一勺グッと呑み下し、「我塩梅を試みたり、風味しごくよろしきぞや、イザイザ」と言いつつ、手ずから馬糞の水を取って進む、彦次郎涙を流して、その好意を悦び、「我たとい一命を助からずとも、いかでこの御厚意を空しゅう仕るべきや(報知新聞/田中優子監修「江戸の懐古」) pic.x.com/NuL9LkfwZC

本調子ならず pic.x.com/dL7MvgWF1X

途中断念またかくプールで見かける拒食症タイプ pic.x.com/MrvmYAFkXd

座席の下にゴミを捨てて帰る仕草はバブル前まで普通だった。特に電車って座席下には缶、網棚には新聞は特に珍しくなく、掃除の入るような電車ではそれ前提にしていた。弁当がらとか。マナーは悪いが代々の習俗だったよ。
モッコウバラはバラじゃないんだよね

ずっと見ているよ。 pic.x.com/pnMmbJoTv7

pic.x.com/giOMY6AUC9

もう秋やね pic.x.com/N19CsjbPD5

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スリープ pic.x.com/1tjAgESgX4

〜間もなく彼女は正体なく寝込んでしまった。暫くして彼女は急に腕に激しい痛さを感じた。思わず起き上って腕を見た。よりも先に男を見た。男は肌ぬぎになっていた。しかも体中から腕へかけての龍の刺文が今にも浮き出して彼女に向かって来る様な気がした(森光子「春駒日記」) pic.x.com/0VWEJbmOcR

〜彼女はそばにとんできた一枚の葉をつかもうとした。葉はするりと逃げ、踊りながら木の方に戻っていった。ロリは少し追いかけ、立ち止ると息を切らせ笑い出した。「いやよ」彼女は腰に手を当ててきっぱりといった。「私は行かないわ」(ディック「萎びたリンゴ」) pic.x.com/imNywyOGnY

〜橋口壮助の弟吉之丞が刀を抜きはなって走り寄って来て、有馬を助けようとしましたが、格闘がはげしく、両人の体勢が絶えず変化しますので、有馬を傷つけそうで、手の下しようがありません。うろうろしていますと、有馬はさけびました。「おいごと刺せ!おいごと刺せ!(海音寺潮五郎「寺田屋騒動」) pic.x.com/Taje7IpL1c

〜そして、私の探しているもの、私のしたがっている仕事、それはたしかに彼の中に在る。彼こそ私の探しているものだ。彼こそ私の仕事を持っている。不思議な歓喜が私の胸の中に躍った。昂奮して私は、その夜は眠れなかった。翌日、朝早く私は鄭を訪ねた。(金子文子「何が私をこうさせたか」) pic.x.com/7aXw7uLL7e

~教官の准尉はどうにもならぬローズ品的兵隊を何かやらせるごとに新しく発見する。百米と走れぬデブの医者、射撃演習をやらそうにも右の眼がソコヒで照準の出来ぬ百姓、軍人にたまわりたる勅諭の五ヵ条が絶対に覚えられない炭坑夫(富士正晴「帝国軍隊に於ける学習・序」) pic.x.com/kAnpfdP12Q

断ち切れる最後まで書き殴った感もあり、前半は読みやすいのに突然繰り言のようなことになるのは逆にリアルだが、完全に虚構のようなくだりも混ざる。総じて面白いな。4/16後期高齢者を間近で見てきた感覚でいうと70代と80代の健康上の急な壁、現代は絶対的に90代(「90歳」ではなくその近辺での突然の変化)があった。60代は健康上の諸問題をそれまで抱えてこなかったら高齢者ではないと。これらは多分に気持ちの問題、それが波及しての健康問題だと思う。個人差まで言い出したらきりがないし、病気や怪我の発生は生まれたときからの話で、まったく対象にならない。個人的には30代後半が心身最盛期、40で生活に差し障る病気が矢継ぎ早(クリティカルではないが生活には困る内容)、50は健康が自分だけの問題じゃなくなるパート2介護編。早くに痛めた部位は何十年後に老いてもそのまま覚えていて、ほかの厄災を呼び込む。弱るとやってくる肺炎は覚悟しておく病気かなあ。

〜雷師匠と称せし習字の師匠あり。此教場は左の如し。「やあ、向にも灸をすゑられるのか、せん香の前で泣ているよ。」「あの泣て居る子はどうしたの。「御師匠さんのいふことを聞かないで、いたづらをしたので、あの炭俵へいれて、今に大川へ流すとお言いのだ(長谷川渓石「江戸東京実見画録」) pic.x.com/J2knYAPSFk

月日は経つなあ pic.x.com/NflvLPE5MS

~「バナナフィッシュよ」「うーん、まさか!」若者は驚いた。「口にバナナをくわえていたかい?」「ええ」シビルがいった。「六本よ」若者は浮袋の端からぶら下がっているシビルの濡れた脚を、いきなりひろいあげ、その甲に接吻した。「やめて!」(サリンジャー「バナナフィッシュ日和」) pic.x.com/Fw3F4Hl1mL

あなたはただの創始者承継者ではない

~この恐ろしい軟体動物は、首をつられた若者たちの、オルガスムに浸った肉と霊を食らう。この軟体動物が分泌して彼らの体じゅうにこすりつけてくる溶解液体で食われるのを好むのだ。プライベートなことをしゃべりすぎたかな(ウイリアム・S・バロウズ「B.Jよ、アクションの状況がわかるか?」) pic.x.com/X1rRI7q9re

〜かなたの地平線をそいつがすっかり占めていて、そこに恐ろしい仮面が沈んでゆくところだった…まるで悪夢の中でこそ沼が塀から目だけ出して中を覗き込んでいるかのように、ふたつの動かぬ目が荒地の上を見つめていたのだ…(ジャン・レー「新カンタベリー物語」) pic.x.com/JVjY6gsTFX

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~息子の太郎の事となると主婦は大概目が無くなる。「さう。ぢや一寸やりませう。急ぐんだから一寸ですよ。」此処でどてらを着た僕と他所行きを着た主婦と縦隊に並んだ。「ぽーぴぽゝ。ガツチヤガツチヤガツチヤガツチヤ。」「ぴーぽー。ガチャゝゝ。」(岡本一平「侘しき時は汽車ごつこ」) pic.x.com/HaLlFt5Vv4

はっきりした夢は父以来ほんとうに久しぶりだった。昔の仲間などの後押しで難曲アイヴズ交響曲第4番を1楽章ずつ分けて振ることになり、4楽章をスコアの前読み無しで本番。副指揮者がちゃんとしててこちらはほぼうろたえているだけなのになんとか通った。なんとか通ったなりの反応を受けた。だけの。
急に本読みまくるフェーズに入ると書く文章もそれなりにまとまり語彙も一時的に増えるんだが、ここ数日はそれがない。やめよう。

やれやれ。 pic.x.com/GTcuoKBw0F

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〜しかしルナザールの王宮では、アルタザールの名は、とつぜん神々の記憶から消し去られたのが原因で、もはや、今あり過去にあった事々に含まれるものではなくなっていた。アルタザールの王座脇には一衣の王衣が置かれ、そのそばに王冠がひとつ放りだされてあった。(ダンセイニ「消えた帝王」) pic.x.com/eS2RzMrCqT

自分だけの遊びなのでなんだが、この写真(湖水地方)使った気がする
江戸末期の世相を絵巻化したようなものはわりとあるみたいだが、ベルトコンベアーのように急に牢から引き出し首切って土壇で試し切りして残骸を掃除する、というの見ると残虐は残虐だが本人の心情は現代とそんなに違わないかもな

〜フェニックスの宗徒を含まない人間の集団はないのであるから、彼らが受けなかった迫害はないわけであるし、彼らが遂行しなかった報復もないこともまた真実である。彼らの血は、何世紀にわたって、西欧の戦争や遠いアジアの戦闘で、相対する敵の旗の下に流された。(ボルヘス「伝奇集」) pic.x.com/doBhasHVek

カツオのたたき刺身をまさかタマネギとミョウガと小ネギスライスに酢醤油という平皿でまんま売ってたので買った。ニンニクスライスもほしかったけど。4/18土対馬断念したのと同じく高知も地形と距離的に車がないと無理なので足が遠のいている。山道がまたとても怖い。そのくせ山でなく森という名前になってたりする。

〜何かに失敗した人が金の算段に苦んで、夜更く、此返まで来ると、急に死にたくなつて、ダラリと吊下るのが此松の枝である。これに列んで、もつと太い松樹があるのだが、何時も首縊といへば、此樹に限られて居る。そこで首縊の松なぞと、縁喜でもない名前が付いたのだ。(伊藤痴遊「明治裏面史」) pic.x.com/oFWfxj6Hdn

赤坂喰違事件。土橋の手前の「くびくくりの松」から岩倉具視の馬車を襲ったことにしている。この松は詳細を知らない。もっと昔の本に縊鬼として触れられているもほぼ内容はない。暁斎は内藤南瓜にお岩様を描き右下広重名義の土橋の上から伊右衛門へ鬼火を飛ばす。 pic.x.com/2uQQCmoKoL


麻布十番何もなくて川向うの三田台へ。こちらも古い建物は高級マンションに。豪州大使館の鬼門は蜂須賀邸の猿ヶ辻(金の浮彫)隣三井倶楽部前の旧逓信省簡易保険局はマンションのファサード化。手前が渡辺綱の當光寺、向こう綱の手引坂より薩摩藩邸跡のNEC、芝の正念寺の妖猫塚(謂れなし)で終了。 pic.x.com/p2zMed2NA4

余り写真。複数枚貼るとsageられるんだっけ。 pic.x.com/gv9SPhbm2R

〜一度戸に鍵がかかる音を聞いたことがある、ただ一度だけかかる音を、われわれはみな自分の牢獄で鍵のことを思うのだ、鍵のことを思うとき、われわれはみな牢獄にいることが分るのだ日が暮れた時だけ天上のささやきが聞え没落の英雄コーリオレーナスのことを暫時おもい起すのだ(エリオット「荒地」 pic.x.com/BlOJsUAgLz

〜輝く脆いその球は高く高く飛び上り黄金の夢のやうに漂いその命は砕け散つてしまふ。頭蓋骨が泡ごとに願ひ嘆くのが聞える。「この滑稽な残忍な遊戯はいつ終るのか。命とりの怪物よ、汝の残酷な口が空の中に吹き散らすのは、わが脳漿わが血肉だ!」(ボードレール「悪の華」) pic.x.com/v57Altcc2y

〜ぼんやりしている ぼくがいくさに征ったなら 一体ぼくはなにするだろう てがらたてるかな だれもかれもおとこならみんな征く ぼくも征くのだけれど 征くのだけれどなんにもできず 蝶をとったり 子供とあそんだり うっかりしていて戦死するかしら(竹内浩三「ぼくもいくさに往くのだけれど」) pic.x.com/lNBeL42dOW



4/19日

〜終りなき戦ひだ 弾丸の運命だ 永遠なる一瞬の決戦だ立て 立て 立て旗を立てッ墓標を立てッ進め 進め地球が壊れたら 宇宙征服だ人間の旗を高く 高く天体の玉座に 立てろッ。(ドン・ザッキー「白痴の夢」) pic.x.com/BJUZUkSJuj

最近の家電、説明書が3種類くらいあって、書いてることがどれも半端。肝心のことが何故か簡単ガイドの隅にのみ書いてあったりする。3種類いらんから一つの説明書にまとめて、索引つけてくれ。繊細な馬は霊にも敏感とかあるのかな。ちょっとでも海に入る馬の体験はいかがなものか的に言う人も昔はいたと思う。落とされてパニックになったら危ない。アメリカとか馬が好きな国は馬の霊話がありそう。日本だと馬霊だーっていってすぐ馬頭観音立てそう(偏見)

〜接吻もすべて、見よ、盃の中なる如く心くゞりて行く。死せし喜びのわが凡ての接吻も。色なき花あり、月光の下にあせる百合、牧場に置かれし月光遥の青き空際の噴泉あり。眠りに疲れ苦しみて眠りのとづる目蓋をすかし薔薇の中につどふ鴉を、陽に輝く空の下に病める人々を(メーテルリンク「温室」) pic.x.com/seaRw4jNxJ

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〜破壊された形跡もない。昔どこかで見た大工場だ。煙突も 作業場も 瓦斯タンクもそつくりそのまゝ。ただ全体がぞつとするほど赤錆びてゐるのだ。長い長い間。海中に沈んでゐたものがそこに出てきたやうに寥しいのだ。(小野十三郎「大海浜」) pic.x.com/XkSZSnCaO0

〜まだ彼をやり過ごすことができるかもしれない。死神との約束。荒む丘の荒れ面にさあ今年も春が、最初の花畑が現れる。神は眠りつくのにあつらえ向きと知っている。シルクの枕に忍ぶ香り。至福の眠りの中で愛が脈打つ場所、脈は脈に寄り添い息は息に、静かな目覚めが愛しい所…(アラン・シーガー「死とのランデブー」) pic.x.com/wT6hopIfZQ

〜漠冥たる成層が旋律を地上で引き裂く 私はあなたの健康がそれに耐え得るかを気遣った こんな場合、あなたは物狂わしくなるにはあまりに古典的だ そしてあなたのE線はひとりでに鳴ることを止め 朽ちるまで鳴ることを止めようとした―――それは単に私の杞憂だったか(槇村浩「森山啓に」) pic.x.com/BKyndalDWT



by r_o_k | 2026-04-20 11:32 | 純粋日記 | Comments(0)
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