歴史小ネタまとめ(2018/7/2-7/9)遊行寺と寺宝・小栗判官遺跡、いにしえの浅草風景、生麦事件現場、古写真、江戸の洋風画
2021年 10月 27日

<遊行寺寺宝展>
ちょい悪いことをしかけて贖罪に山程いろいろ買ってしまった。やさしい方々でよかった。ざいあくかん。

万治三年十二月三日寄進の標識あり、この妙な灯籠!(小栗判官墓、といっても詳しくは昔のブログとか)




うーん。。二度目だが、展示見てふたたび墓に来てもピンとこない。小栗判官物語の面白いとこがわからない。贖罪で昔の展覧会カタログ買ってみたけど、最終的にいちばんピンときたのが碁盤の上に馬で立つ小栗判官。

熱狂的に支持された要の部分がわからない、まー、きっとじきにわかるんだろうが。今回の展示はあと少しでおしまい、
ほんとは寺宝、オカルトめいたものを含む寺宝が目当てでした。おしまい。江ノ島寄る時間ないわ。橘紋の手水に鉢状穴発見。これはあやかって勝手に欠いてるんだな。小栗判官に。


※過去カタログと記憶の限り書きました、宝物は江戸時代の図によるとまだ刀や紐などあるみたいですが、今回はだいたいこのくらいでした。大きく書いてるものは伝承物です。藤原秀郷こと俵藤太は平将門の天敵です。かじめの杓子は一遍上人が念仏札を流して海底の悪霊を成仏させた礼として浮かんできたカジメで作った漆塗りの杓子。星の硯は木で出来てると思ったほど、星の形の突起物が不規則にあって、これは自然の結晶が形をなしたものを利用したと。あと
ためいきの面、まともに書けないので適当に崩したらかえって気持ち悪くなってしまった。。







おどろいたのは今日行ったら江ノ島展のカタログがあったんですよ、このときは目録しか無かった。。(今回は目録すらないけど寺宝については定期的に開帳のものだろうから作らないんでしょうね。。小栗判官モノが半分を占めましたが前も小栗判官でやったそうでしたパンフ買った)
国宝一遍上人絵巻は三年前にやったきりだそうでした。
直江兼続の「ためいきの面」でしょうね。メインは。まあ美しい。一度も使ってないんでしょう。そりゃ汗もかくし溜息もつくわ。使われないんだから。
物は使われないと命も宿らない。そんなもんだとおもう。
お寺の名前の混乱は近年のことじゃなくて、明治初期に見える藤沢寺という名も江戸前にすでに出てくる。遊行寺は通称というわけでもなさそう。そして修験宗という特殊な形態の信仰とも関わりが深く、だから鬼の爪や天狗の爪といった険しいものがある。なかなかにフクザツだなあ。
ううむ、遊行寺がいまいち人気がない。ビュー一桁。いや、わたしがわるいのですすいません。

小栗伝説を俯瞰してなかった。説経節の段階で物語的に完成されており、一方リアルな同時期の太平後記の挿話があり、熊野と関係深い時宗の関わりが指摘され、遊行寺遺跡所在の境内寺、長生院(小栗没後照手が髪を下ろし長生尼として余生伝承)配布の小栗略縁起に繋がる。更に照天姫と神化が…うう混乱。



◆裏に日光って書いてあるが金閣寺だ。フランスから。二階から出入りしていた金閣寺独特の構造を明治中期再現していた頃の写真だと思う。まえ、他に一枚パク画像をツイートした。彩色が薄いがこちらも2階に人影が多い。茶店から高回廊を通じて入った。1階にも人が多いが左からか。支柱が多い。
