メガネ出っ歯の日本人はワーグマンの見た人が元といわれる。
ジャパンパンチは洋風風刺漫画をこのまない自分にはあまり縁のないものだったが、俯瞰できる書籍が岩波文庫のワーグマン集しかなくなってる事実には少しびっくり。図書館でも全集版はファーイースト以上に少ない。「毒蛇」の元ネタが見つからず閉じる前、メガネ出っ歯の有名な日本男子絵が。明治8年8月号から眼鏡出っ歯の日本人が描かれるようになったようだが、ひどく誇張されネズミのようであったのが、きちんとした人間イメージの確立は西南戦争に赴くこの明治十年のラッパ手であるようだ。出っ歯なのは当時の日本人が栄養不良のため口骨が出っ張っていたと考えられている。それを理由に差別意識がないとする意見は個人的には疑問。裕福な商人や爵位を持つレベルの元武士もいたわけで、顔を合わせる機会がなかった人ではなかろう。庶民の描写としても、全員栄養不良で歯が出るわけもなかろうし、あっても一時的なものだろう。じっさいビゴーもこの影響を受けているが、猿と人間の描き分けでメガネ出っ歯を差別している。
とまれ指摘があるように、日本人イメージのルーツなのだろう。この人はワーグマンの目に留まったときから日本人を代表する顔になってしまった。昭和天皇がルーツという話もあったけれどそもそも時代が新しすぎる。むしろ昭和天皇の悪意的カリカチュアのほうが日本人のマイナスイメージを強調したメガネ出っ歯に寄ったのだ。ただひとつ。水木しげる描く平凡な日本人もまたメガネ出っ歯であった。

ワーグマン描く日本人に影響を受けた日本人ということもあるか。
※維新後メガネはハイカラだと大ブームになり、伊達メガネも多かったという。ワーグマンは赤ん坊までメガネをかけたカリカチュアを描いている。ドイツが大量に輸出したようだ。
戦中あまた作られたプロバガンダアニメ(東洋人の区別がそもそもついてなさげ)
コマンドダックシリーズでも有名な「目覚めたら枢軸国が勝ってた」より、2分弱のところで壁に掲げられた昭和天皇の肖像がメガネ出っ歯。(プロバガンダカートゥーンでは本物に似せようなんかしていない。揶揄の象徴なんだろう、このアニメは圧倒的にナチスとヒトラーを脅威とし、ムッソリーニと日本はほぼ手下なのだ)
ちなみに戦後メガネ出っ歯にカメラが加わる。メガネもカメラも日本人の「ひとつの流行に意味もわからず乗っかる」というような性格を示したものとして、明治昭和の象徴といえるのかもしれない。ともに「庶民の物として手に入るようになった」段階でのものである。ただ、こうなるともうただの差別増強ネタだろう。ティファニーで朝食を、のミッキー・ルーニーは、コントとしては面白いが、駄目だろう。


冒頭のシーンで巨大な骨董もののカメラが出てくる。アナログな人間を象徴したというより、技術の足りない原始人イメージがつく。1961年なのでいくらなんでも少し日本のイメージが古すぎる。カメラのイメージは実際の旅行者がそうだったからとも思えるが(海外旅行はバブル前まで庶民には夢のものだったからカメラは必携)直接的イメージはこのあたりの映画だろう。
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