年末年始の過ごし方
あらためて今年の年末年始の過ごし方をまとめてみようとおもいました。個人的なことですが、ツイッターをまとめていた今までのやり方では文章を書く能力が落ちる一方ですので、練習を兼ねて。
12/19(土)友人が地元まで訪ねてきてくれました。毎年年末に一回会う頻度でしたが、昨年は私が眩暈症状の悪化で動けず辞退していました。地元でなければ私は介護があるので辞退していたかもしれません。そうでなくても私の年齢層は我の強さを臆面もなく出してくる人が多く、一方的な聞き役になるので正直疲れる相手なのですが、違う性格の違う環境の人間は同じ性格の同じ環境の人間よりも話す価値があります。いくぶんの気晴らしになったことは事実です。これが年末年始唯一の友人と会う機会でした。そういえばネットでも年末年始連絡した相手はほとんどいません。忘れていました。
12/25(金)うちの仕事納めでした。病院に寄ってからスーパー銭湯へ。平和島のがらんとした塩化物泉スパで、この二か月弱の介護の疲れをいやそうとおもいましたが、介護も納まるわけもなく、れんめんと続くなあと思うにつけ、ただ湯疲れしただけでした。
12/27(日)コロナをおそれ年末年始の買い出しを前倒し、なおかつ築地はやめて地元で。毎年29ないし30日に築地場外に行きますが、今年の正月は客人を辞退し内輪で済ます予定で、お重をしっかり作る必要もない。ただ、地元でもけっこう揃ってしまい、11月に予約していた出来あいのおせちにプラスして大量に余ることをこのときはまだ予測していなかった。。
12/29(火)買い出し第二弾。生鮮とそば。毎年麻布十番に年越しそばを買いに行っていたのですが(永坂更科のほうが好き)、家族の食欲の減退、昨年麻布十番のそば持ち帰りがほとんどなくよそでも買える普通のパックになっていたことを考え、ついにやめました。もちろんコロナの件もあります。いまうちにコロナが来たら目も当てられない。
12/31(木)買い出しがいつもより少なかったのでお重も早く整えられた。煮物以外は詰めるだけ。味は正直、築地のほうがいいよね。余った時間、大きなエビを買ってきて家で揚げる。とても美味しかった。そばは信州の十割だが、十割ってめんどくさいわりに味はぽそぽそ・・・深大寺かやっぱり永坂更科の生が好きだ。家族の体調も好転のきざし。いつもよりぐったりした年末は寝落ちでした。
2021年元旦
1/1(金)
午前に内輪のものは終わり、家族の体調もまだもっている。昨年は干支土鈴を割ってのち碌なことが起きませんでした。午後は家族の話で土鈴を売ってそうな洗足池の八幡様へ行きました。勝海舟の眠っているところです。
頼朝の名馬池月。この馬を得た場所については異説もあります。
行列がすごい。コロナ怖い。脇の御稲荷さんに初詣しました。
土鈴があと二つになっていて、金色にしました。牛。
池は寒々としていますが広々と、人々の肺を新鮮な空気で満たしてくれています。
初風呂に久が原のCOCOFUROますの湯へ池上線に乗りました。めっさ混んでた。綺麗な温泉です。
最後に地元の氏神さんにおまいり。これは代理です。帰宅したら体力を失った家人がいました。
1/2(土)午後毎年まわっている七福神に一つはまわっておこう、短いところを、と日本橋七福神と多摩川七福神で迷いましたが、遠くでしかも混みそうな日本橋はやめて、新田神社が新田義興を中心に作った新しい七福神の後者をまわりました。
時間がたつにつれどんどん混む新田神社。新田義興のタタリ伝承のある旧矢口の渡し周辺にいくつも塚があり、胴塚といわれる古墳をまつったのがここで、江戸時代以前から大名の信仰を受けていました。御霊信仰というんでしょうか。諸説はともかく神宝もあり、テレビにも結構出ているのです。昨日はためしてガッテンで熊が出るロケ地に使われていました。クマ?んなばかな。静かな社だったのですがここんとこイケイケです。
あたりは銭湯が多く、昨年来温泉銭湯にはまっていた私にとって2キロもないコースはほぼ知っているところばかりです。そこはちょっと残念ですが、もっと残念なのはここは新田神社にすべてのスタンプがあり、回らなくても色紙を買ってすぐ完成させて持ち帰られるところです。一人でまわっていたかたも疑問に思っていたみたいですが、正月は各寺社にも同じスタンプを設置してます、と言ったら納得してそれぞれで押していました。残念と言っても寺社がすべて開帳するのはこの正月だけ。どこも有名ではありませんが開帳というのは雰囲気があるものです(七福神像は新造のもの)。混乱させる点は七福神(スタンプラリー)以外にもパワースポットというものが地図に書いてあって、土地勘がないと迷うかもしれませんね。一本線のコースは楽しいですが、往復に近い円形コースでちょっと広がりがない。
コロナ下の神社では手水鉢大喜利が繰り広げられてますがここはIPPONだと思う。生け花をいけていてきれい。
恵比寿さんです。
コースと言ってもここの売りは自由に自分で組んでくださいというところで、そんなに幅はないですけど、私は先に頓兵衛地蔵に行きました。他の項でさんざん書きました。新田義興を裏切った船頭が菩提を弔って元多摩川矢口渡しに建てた地蔵ですが、みんな石を投げつけてぼろぼろになったという。たたりとされることもあります。御堂の外には新しい大地蔵もあります。布袋尊。
矢口中稲荷神社。武蔵新田駅の構内に食い込んである珍しい祠。福禄寿。
氷川神社。けっこう広い。本殿にくっつけて稲荷社があるのは珍しい(近年の建築の模様)。大黒天。
延命寺は新田義興の怨霊を避け江戸遠江守の逃げ込んだ寺で雷に襲われたという話もありますが、雷除けで有名だったことは門前石柱からもわかります。広くて古い石仏もあり、無形文化財的な行事も残っているそうです。
無縁塔の供養に置かれたようですが珍しい地蔵来迎図ですね。こちらは江戸時代ですが関西ではそれ以前からあります。
参考
伝香寺(奈良)俗称「飛行地蔵」
とてもかわいらしい絵ですね。
色紙の色も選べます。
1/3(日)地元の神社。人はいつもより少ない。店もやってないですね。
おみくじは紙人形がほしくて二つ。いずれも散々でした。秋に大阪でひいたおみくじは大吉だったので、その後の散々な日々を思うとよいことなのでしょう。
掃除のひまもなかったのです。まんなかの金色の招き猫とその右の御狐様がおみくじの人形です。
丸子温泉に行ったら物凄い初風呂混雑だったので、以後コロナもあるししばらく銭湯は控えます。
急に回復して公的なもの以外特段家族からの介護の必要なくなる。びっくりする。七福神や氏神はすがっておくといいですね。いつもの十倍お賽銭を入れたせいでしょう。100円。
もう一人は全治一か月以上なのでまだ。
1/4(月)二人もけが人のいる家にあって、もう一人の車いすを押したら一日終わりました。仕事はまだです。
1/5(火)写真を撮りに九段へ。別項にありますが滝沢馬琴旧宅と硯を洗った井戸跡(関東大震災まで丸井戸が残っていた)。近いので神保町に一年ぶりに古本あさりに行く。神保町も半分しかあいてなく、出物もない。今はネットが確実で、店頭マジックでいらないものを買って、それの関連本をさらに買ってしまい倍々ゲームになる。このスパイラルにまんまと入ってしまいました。地道に地元の古本屋通うほうがいいものがあります。久しぶりのタイ料理屋も店名だけ同じで雰囲気はなんかイマイチでした。ボンディ並ぶほど神保町知らずではない。支店も味は同じです。
まだ残っていた。