〜広重初代ほか
wikipediaより~
※現在クルーズ船が出ていて、明治までのお茶の水渓谷の感じが比較的よくわかるようになっている。水道橋側の高いところに懸樋がかけられていたので、私は行ったことないですがあのあたりは何も川の上にないので、想像力の旅が楽しめそうです。
神田川懸樋を水道橋を通し飯田橋方面へのぞむ風景、井上安治は小林清親を換骨奪胎。これが同じ西洋画法を使う幕末泥絵だと小石川水戸藩徳川家上屋敷を先に手前、懸樋と旧水道橋で、強調される右手高台の店。掛樋番小屋だった景観鰻屋森山(守山)です。最後の写真の翌年1901廃止と共に消えた模様。 写真の写りによっては御茶ノ水橋と間違えがちなので注意(橋脚が沢山あって水路の高さがない長い橋は御茶ノ水橋)https://pic.twitter.com/2ZY154Y8Ae






(逆方向からと思われる、「明治の日本」横浜写真(横浜開港資料館)より彩色写真(スキャンアプリの性質上赤く出ています))

日本カメラ博物館蔵の写真を書籍から引用、時期こそ明治初期とされてますが、建物のごく一部を除き1900年とされる写真とほとんど変わってないことがわかりますね
水道橋橋桁越しに懸樋をのぞむ。水道橋の位置は現在と違います(地図参照)。懸樋のあたりは昭和も早くからゴミ収集船がゴミを積載する場所になっていたそうです(以上、「東京そのむかし」宮尾しげを より写真含む)。ちな明治浮世絵にも描かれた蛍の飛ぶ神田川
人工風景なんですけどね。けわしい本郷台の丘は川幅拡張・川底掘り下げ時の土砂でできているとの伝承。これを命じられたのは伊達綱宗公。(ファーイースト写真、高精細版だと却って険しい感が減るのでこの画像にしときます)
明治中期(イギリスの写真集より)
で、広重を代表として浮世絵化するとこうなる。江戸名所図会らの方がリアルな図を示せるのですがめんどくさい。白黒引用の泥絵の富士山を透過する角度は浮世絵のものです。掛樋は石碑、遺構はそばの施設に。簡素な板樋に屋根して上水を献上。ここの掘削渓谷化を命じられたのが伊達綱宗なのです。難儀! https://pic.twitter.com/GnK8wgneZg

むね小石川ほり湯のい出てうなぎ湧き寝床にたわむるむな算用これ亀に食わせん台に店屋たてども仕方を知らず鮟鱇ざまの吊るし切、堀はどうかすみだの申しこれ嘘と上様大井にお怒り亀は万年頭痛の上座になりき
掘削は前の代からとの話も。江戸名所図会の拡大が出てきたので載せる。懸樋は萬年橋とよばれ長年経っても朽ちないと賞賛されていたと東京名所図会にある。しかしこの時すでに東京市内水道工事の一環として木管は鉄管に改め殆ど落成(お茶の水橋下?)ここは永の勝景として遺されんことをと結んでいる。 https://pic.twitter.com/6O7vQHlecf
ちくま文庫別巻「江戸名所図会事典」市子・鈴木編に江戸名所図会と森山について珍しい記述がある。原本は竹本又八郎「石亭画談 : 今古雅俗」明治17年7月。鰻屋の窓から懸樋が見える。
(図版は国会図書館より)以下翻訳文を引用お茶の水に守山という鰻屋があった。一人の客が訪れ、熱心に店内や周辺を写生して帰っていった。その晩、鰻屋は泥棒に入られた。さては昼間に来た客はその一味が下見をしていたのかと悔しく思っていると、翌日その客が再び店にやって来た。店の主人の連絡により、客は役人につかまってしまった。その客は、自分は画家の長谷川雪旦であり、友人の斎藤月岑が「江戸名所図会」を編集し、挿絵を依頼されたのでこのように写生して歩いているのだ、とスケッチを見せて弁明した。店の主人は自分の早とちりを詫び、 一同大笑いした。(引用終わり)
〜駿河台(鰻屋の対岸高台)上から掛樋、亜欧堂田善による半世紀前の洋風銅版画「江戸名所」シリーズより「自駿河台水道橋眺望」一時期師事したが銅版画では凌駕した司馬江漢風の泥絵との対照を。よりリアリティを追求する部分があります。富士山が遠く見えます。
明治前期および現在(現地は石碑のみ)
遡っていくつか。広重など。
広景の戯画は北斎の北斎漫画12の有名な「釣の名人」を写しているが、同じ形の真似絵は他にもあったと思う。ちな北斎漫画では続いて「かっぱ釣り」の仕掛がある(川面に尻を晒す)。
(参考:明治前期再版、白黒(原本は色付き、写真参照))
懸樋(万年橋)の上流。最初の地図ともに陸軍省明治十六年地図より。
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