揺りかごから酒場まで☆少額微動隊

岡林リョウの日記☆Twitterまとめ日記。過去旅行の整理、歴史・絵画など。

【播州皿屋敷】姫路のお菊さんは芝居噺?【元祖のない怪談話】

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〜これは明治十六年五月に市村で開演した「新皿屋敷月雨暈」で、賞保元年、豊竹座の七月興行で出したのが最初らしい。世にいう播州皿屋敷だ。明応七年の春のこと、路城城下に地震があったり、疫病が流行したりして、人々は何か不吉の感におびえていた。姫路城主の小寺伊勢守も疫病にかかって命旦夕に迫ったが、腰元のお菊が、十二所大明神に願をかけ、水行をしたので伊勢守の病は治り、城下の悪疫もしずまった。これもお菊の誠忠よるものとそれ以来伊勢守はお菊をプラトニックに可愛がった。しかし人間は寿命があるから、永正元年二月伊勢守は没し、嫡子左京進則職が相続をした。ところが新君がまだ幼いのをチャンスに小寺家を横領しようと企んだのが家老の青山鉄山だった。
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お菊はある時、フト青山一派の陰謀を耳にした。これは大変だと幼君則職に知らせたので、則職は忠義の士につきそわれ、花見に行くと称して家島家に落ちのびた。
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一方城内にふみとどまった忠臣派の花房長門介はその後のチャンスを狙い家島家の援助の下に奸臣どもを掃蕩した。ここでお話はメデタシメデタシとなるのだが、それではお菊さんの引っ込みがつかなくなる。お菊はそれより先、幼君を落し奉ったというので青山鉄山が激怒し、ヤッコに斬り刻んで城中の井戸に投げこんだ。左京進はお菊の苦忠を悲しんでお菊神社というのを十二所大明神の境内に建立したという話だが、皿はサラに関係ないような伝設である。(東京伝説めぐり、戸川幸夫)
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かなりいい加減な本で虚実入り乱れている部分もあるけれど、戦後くらいにまだ口碑として伝わっていた話が書かれていると同時に当時の資料にて拾える情報がかき集められ推測を加えられている、今の本にない話もあります。これは番町皿屋敷の項目に全国の皿屋敷のことを加えたなかの【姫路説】です。今も井戸は天守前にあり神社は十二所神社境内に(焼失再建ですが)あります。
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現在の由緒書。

by r_o_k | 2021-04-06 21:41 | 不思議 | Comments(0)
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