【幻想動物】ア・バオ・ア・クーの真実?【ガン〇ム】
2021年 04月 01日
ア=バオ=ア=クー
〜インドの奇妙な生物。「勝利の塔」の一階にいて、登ろうとする者の肩にしがみつく。頂上まで連れていって貰おうとして。しかし、それはできない。寸前で落ち、再び一階で待つ。これを繰り返す。〜「幻獣辞典」
ボルヘスの(おそらく)合成した幻想生物ア・バオ・ア・クーA Bao A Qu
神秘主義の産物。リンク先参照。ちなみにボルヘスの参考にしたといわれる書籍も筆者も存在しない。筆者の名はいかにもボルヘスの創作であるかのように木で鼻をくくったさまだ。中国にチトールという地域はない。印度のラジャスターンと混同するな、とはウィットか。以下いちばん肝心の参照ページが削除されてるのでつらいな。。
東洋思想の影響はあきらか。まずはキャッシュですが>こちら
マレー先住民の呼ぶ「Abang Aku」が語源ではないか?という話がのっているのはたとえばこちら。祖霊と輪廻的な霊的成長(と宿命)が比喩的に表現されたものを独自解釈した可能性がある。日本語訳されてるページもあったが失念。いずれ中国でも印度でもない。
しかし勝利の塔は印度にあった!
http://www.mustseeindia.com/Chittorgarh-Vijaya-Stambh-(Victory-Tower)/attraction/11531
印度の「勝利の塔」
※参照元から画像リンクを貼れなかったのでとりま直接貼りましたが、問題があれば削除します
ボルヘスはすべてぼかし異化しているが勝利の塔はソクブツ的にこれを持ってきたらしい。ちなみに修復中で最上階には行けない模様。妖怪的な話は無い。象徴的な意味を孕む印度思想における塔の役割を重ねたのだろう。
ハクランキョウキな人はときに人騒がせ。こちらの項目に短くしっかりまとめられているので、最後に。