揺りかごから酒場まで☆少額微動隊

岡林リョウの日記☆Twitterまとめ日記。過去旅行の整理、歴史・絵画など。

怪物図録「窟女」

怪物図録「窟女」_b0116271_14353775.jpg


伊勢の川俣川、劒が淵に方一丈余りの岩窟があった。寛文年間、窟の中に人が見えた。川むこうの家城村から様子を見て怪しんだ里人、筏を組んで窟に渡ってみると、30くらいの女、髪をざんばらにして、仰向いたまま髪先を上の岩に漆で貼付けたように吊るし、しかし辛そうでもなく中にいた。

里人抱き下ろそうと試みても髪ははがれず、真ん中で切り下ろし、里で水を注ぎ薬など与えれば正気に戻った。

事の次第を聞いても前後記憶なく、ただ美濃国竜が鼻村の村長の娘であると言う。津の国であるため上役所に訴え、国主から美濃に伝えられた。迎えのものが大勢来て連れて帰ったという(諸国里人談)

出奔話しは女房に多いが役所勤めの武士にもままあったようだ。理不尽で厳しい規制はいつの世もなくならず、さしずめ出奔は個人的テロリズムといったところかなあ。

ひさびさ~
by r_o_k | 2010-02-16 00:52 | 怪物図録 | Comments(0)
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31