古壺

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豊後の某村に、いたって粗末な古い社があった。中にはただ一つの壺があった。ある時一人の乞食が住み着き、時々村中に出て食を乞う。ある日、里正が乞食を見ると、伝来の壺に酒を買って入れていた。他にも目撃者が沢山いて、腹に据え兼ねた里正は罵り、出て行くよう追い立てた。この夜より里正をはじめ村中の人が夢に見たのは、この壺が現れ、我はなはだ悲しい、日々彼と酒を入れ共に楽しんでいたのに、今はよその村に行き連れもなくつまらない。なにとぞ、元のように日々、酒を入れて共に楽しみあれば、我幸なりと。毎晩のことについに乞食を呼び戻し、毎日酒を買い与えて社で寝させるようにしたという。古い壺はおかしなことをなすことがある。備中松山の東毎字というところの辻堂の中にも旧い壺があった。誰も手をつけようとしなかったが、ある時一匹の犬が顔を突っ込むと、どうやっても抜くことができなくなった。これらは恐らく昔の骨壺であったと思われる(中陵漫録)

罰当たりが逆に大当り、という昔話のパターンにすぎないが、少し中国の故事のような風味もあり面白い。著者は当時の茶道を風刺して、珍重される道具が骨壺を加工したものだったり西洋諸国の便器だったりする、元を知らずして楽しむのもいいが知ることがあったら避けておくのも吉、と置いている。
Commented by kenzjpn at 2009-11-13 20:21
ヨーロッパの四角い陶器はだいたいがおまるだな。
昔のヨーロッパの王侯貴族は椅子型のおまるで便をしながら客と対応していたそうだ。
くさい仲になりそうだなぁ。
おまるにたまった便を窓から捨てていたって話を聞いて、そりゃペストが流行るよなぁって思ったな。
下の処理に関しては日本の方が断然衛生的だったな。

それにしても篠山さん、もう老害だからそろそろ引退しなさいってところか。言い訳が情けない。
裸で都市が覚醒なんてするもんか。
もしかして本人が覚醒剤やってたりしてなぁ~
加納氏もこう言う時にしか出てこねぇのかと思ったぞ。
情けない。
Commented by r_o_k at 2009-11-14 12:50
墓地は無いですね、いいかげん若い暴走アーチストでもなし、蓋然性が無い。墓地を使ったネタがかつてはTVバラエティでも見られましたけど、不謹慎というか、意味がわからないです。悪ふざけを公然とする意味が。アナーキーを気取るなら商業ルートに乗せないべき。

臭いとか不潔下品の感覚は根本的に違うみたいで、日本は潔癖過ぎるのかなあ昔から、とこのような本を読むに思います。だから弱くなるのかも。。
by r_o_k | 2009-11-12 23:22 | 怪物図録 | Comments(2)