揺りかごから酒場まで☆少額微動隊

岡林リョウの日記☆Twitterまとめ日記。過去旅行の整理、歴史・絵画など。

「見世物・民間信仰の怪物たち」(改)

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見世物はシビアに売上によって序列があった。めずらしくもない奇形系の鳥娘は、伝統化したもののスマッシュヒットはしないたぐいのマンネリ出し物だったらしい。蛇娘もそのたぐい。牛娘と同じ源にあろうが、牛娘のほうは猥褻芸の逃げ口上にも使われるなどさまざまに変容した。中年男の轤首は自然奇形と推定される稀有なろくろ首の例でいずれの文献にも同じ名がある。目の玉出す坊はアメリカにもいるたぐいの眼球が飛び出しやすい奇形らしく、目頭を押さえて飛び出させた。腹芸は江戸大道芸の基本だが艶芸の要素もはらんで臍でタバコをふかす婦人がいた。艶芸というかもはや当局に取り締まられるたぐいの猥褻芸の口上にあらわれるは蛸娘。蛸がそもそも猥褻の隠喩である。両頭の亀が元亀年間に上がったのは珍しい。

頭に五輪塔を載せた神像は神仏習合の奇怪な表現。八束小脛は伝説的存在の小人で馬を操るのに長けていたが、腋の下の羽根がスピード倍加に役立っていたとされる。化け狐はタヌキにくらべ悪意を真剣に表現するニヒリスト。
by r_o_k | 2009-08-19 08:53 | 怪物図録 | Comments(0)
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