やむを得ないことなんてないが、そうだとしても最悪の判断だ。

もっと最低なのはそのくせ自分は生き永らえて、根底ではそれを肯定し続けている人生だ。
もっとも、そういう人たちの生き残ったおかげで日本は何とか今の人口まで増え「繁栄」に至っている。
その偽善を追求した人たちもまた世代交代や劣化を繰り返した挙句、小規模ながら同じようなことをやる。
その必要性はずっと少なかったように見えるけれど。
しょせん当事者にしかわからない、それでも冷静に卑近な事実だけを見据えるための「参考材料」として、
こういう本を読む(刷り込まれる、ということではない・・・既出の文章や映像モノに比べずっと感情移入のしにくい作りにはなっているが)・・・のもいいと思う。
3巻という中途半端なところでエントリしてみる。山本直樹先生「レッド」新刊です。