怪物はみんなの心の中に
2009年 04月 26日



まずは怪しいと思うことから始まる主観的なものなんですよね。
怪しいと思う対象を怪異と呼ぶ。
それが物理的に実体として存在すると確信したところで、怪物という仮想的な存在が生まれる。ユング的な実体化じゃなくて、あくまで主観的な仮想。
あとは推定正体の数だけ小分類がある。
妖異妖怪妖魅妖精、魑魅魍魎に幽霊神霊、もう少し実体を意識させるものはサネヨシ先生流にUMAと今なら言うでしょうか。私は更に宇宙人やら異次元人やらもそこに入れるべきものと捉えています。
古今東西、しかし信用させるために(多くは宗教権威に利用するため)実体を見たというだけでなく実体そのものやその痕跡が求められてきた。
フェイク職人の登場です。
江戸なんですよね、海外にも知れ渡った江戸ミイラ職人。ライデンの所蔵物とか、ドイツやイギリスにもたくさん残ってますし、アメリカには影響下に独自の鰐男なんてフェイクミイラも作られた。ジャッカロープやら毛マスなんてフェイクの伝統もありましたから。座ったら死ぬ椅子、生きている人形、血染めの白装束なんて簡単に偽造できる。今はフォトショ職人?宇宙人解剖ビデオなんかもありました。
なーんて。
オーパーツ物なんだけど、これがひどい。
何がひどいって写真を使わずにイラストを使っていること。
ヒエログラフに戦車や飛行機のイラストが混じっているというのだが、それがイラストじゃお話にならないだろうに。
つまり自分の足で取材していない。
又聞きの内容あるいは文献からイラストを起こしているだけ。
やっぱりね、この手の人が馬鹿にされるのはきっちりとした証拠と自分の足で稼いだ情報が無いって事だな。
真剣さが足りないのだよ。
だから突っ込まれる。
この本はトンデモ以下だな。
楽しめない。
で、書名を書こうと思ったのだけど、本が無い(^_^;)
昨日居酒屋で飲みながら読んでいてそのままそこに置いて行った様だ。
ま、いいか。
私はけっこう肯定してしまうのです(内容のことではないですよ)他人の想像力は批判精神などよりずっと魅力的です。

