CGはともかく、フィルム映画特有の上下に細かくぶれるのは修正されているようだ。
それだけでも2.0は価値があるかな。保存版になったってところだな。
ただしやはりラストのヘリコプターからの狙撃は通常のライフルだなぁ。
ヘルメットがどうみてもヘッドアップディスプレイ対応に見えるのだが、ライフルは通常のものだもんなぁ。
あれは曲射銃に変更してもらいたかった。
通常のライフルでの狙撃だとどう考えても角度から考えたらバトーの腕を吹っ飛ばすだけで素子の首は飛んでかないな。バトーの腕に当たった瞬間に弾丸の向きが変わる。
ほぼ垂直でないと無理だと思うな。
押井さんならそこまで考えると思ったのだけどなぁ。

ただ、2.0で見たいかといえばどうかなあ・・・あれは多分あの人の作品の三本の指には入るけど、きほん「新作の人」だと思います。
原作物は原作の描写にも左右されると思うので、狙撃の件はそのへんの意識もあるのか・・・曲射銃というのはそれはそれでいまいちピンとこないんですが。映画的演出、じゃないんでしょうか。。
でないと押井さんともあろうものが、いかに原作がそうであろうともおかしい場所をそのままにしておくとは思えないから。
レーザー照射している別のヘリからの画像がヘルメットに伝わっていて狙っているって設定なら納得だ。
バレットM82の発展型と言う事であれば、近未来だったら誘導も可能かも。
弾がでっかいからね。
他の監督なら俺はこういう細かいことは一切言わない。
こっちのシリーズは百鬼丸のほうじゃなくて、新撰組と百物語が好きなので二次的に展開しただけです、どろろは記号的な絵柄が本来のえぐさを抜いてしまったのが、水木サンの絵画的な部分を押し出した圧倒的なえぐさに負けていてちょっと残念ですけど、物語的には完璧、凄いなあ。。