2008/10/4 7歳少年、動物園に侵入し13匹撲殺・・・
2008年 10月 04日
増えすぎたカンガルーは(食べもするんだけど)殺す、クロコダイルも同様、でも観光資源になるクジラは、増えていたとしても捕獲する他国にはヒステリックに抗議する。
カンガルー虐殺映像の件は米兵の子犬崖投げ捨て映像同様、国ではなく個の問題だと思うけど、この事件なんか見ても、肉食人種だとか、激しい性格の国民性とか、そういうことを感じざるを得ないなあ。
7歳の少年が動物園に侵入し、動物を殺害
http://news.aol.com/article/boy-breaks-into-zoo-kills-animals/200065
名前などは明らかにできないみたいだけど、すごいね。オーストラリア中部のアリス・スプリングス爬虫類センターに侵入、檻を破って、人気者のオオトカゲを含む13匹を石で撲殺したという。ゲーム感覚で、抵抗できない相手を殺していくさまが監視カメラに写った。一部は動画参照。5500ドルの損害というがお金の問題ではないだろう。セキュリティシステムは稼動していたが、余りに小柄な少年に対して反応しなかったという。今や単なる六本木住人の元社長の言葉を借りれば「想定外」だったのだ。
7歳なんていったら、思い返せば誰でも何かしらの悪いことはやった覚えがあるだろう。男子ならカエルを握りつぶしたりザリガニの上半身を毟り取って歩かせた覚えはあるだろう。子供は残酷だ。時には思ったよりコトが大きくなり過ぎて学校で問題になったこともあるかもしれない。でも・・・ここまでのことをする年齢だろうか。相手はしかも「オオトカゲ」みたいな奴らである。「巨大生物」とかいって最近よくテレビで取り上げられる、まああれば大げさすぎるけど、あの爬虫類である。ちなみに時間帯ということもあるのか、また一部は年がいっていたこともあって、反撃はなかったようだ。無抵抗の相手を殺すって言葉、「弱いものいじめ」が子供から大人まですっかり一般的な日本社会でも、お馴染みなところが厭だが。
日本が狂ってるんじゃない、世界じゅうが狂っている。
元から狂っているんである。
正常は不自然な状態なんである。弱肉強食の世界では人類の少年が多数の爬虫類を快楽のために殺すことも「自然なこと」なんだ。
でも、基準が明確ではない「正常」という不自然を維持するために、人類は近代文明を築いてきた。
それを全否定するのもおかしかろう。
せめて自分だけでも狂わないように居たいね。
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らくがきも不調だよ。
普段は見向きもしないくせに。
私自身も、子供の頃蟻を水攻めにして殺した時の恍惚を思い起こすと、今でも一種の快感が体中を駆け巡る。
でも、大半の人はそれを理性でコントロールする事を、身に着けて行くのだ。私ですら、今では蟻をも殺さぬ善人ずらをしている。あ、でもゴキブリと毛虫は殺すけど・・・・。
まれに、コントロール術を体得出来ない人間が出現する。
最近は、それが多いような気がするけどね。
オーストラリアの今度の首相は、中国語ペラペラの、元中国駐在の中国通で、中国との関係には熱心。その分日本には冷たいのかも。
私の場合快感、というのとはちょっと違うような、何か「良いこと」をしていて、それが達成された、一種英雄的な感覚だったのが逆に怖いなあ、とも。それが「暗い欲望」ではなく「明るい欲望」と感じられていたことこそが、「蠅の王」「恐るべき子供たち」の世界なんだな、と思いました。
理性は外的に作るものではなく年を重ねると否応無しに育つ脳の特性だと思っているんですが、では理性とは何か、と問われると、、、明日の平和のために10年後のテロの可能性をも厭わないアメリカイズムのようなものが理性なのか、とかいろいろ考えてしまいます。
毛虫は毒がありますし毒蛾の被害なんかもあるので殺すのは是として、家の中にいるゴキブリは悪性の菌を保有していないので安全、という人もいるようで、種類は違いますが、海外ではゴキブリをペットとして飼う人もいるくらいです。
オーストラリア、そうらしいですね。大国主義というか、大陸の中国が強くなったらあっさりそっちにつくという面もあるのかなあ。
撲殺したあとイリエワニに食わせたようです。
イリエワニって単語がわかんなかったらしい俺。
暗いと感じるのは、大人になって、社会性を得てから客観的に感じるのであって、きっと子供の時、殺戮の真っ最中には、その衝動を全肯定していたんだろうな。
確かに「蝿の王」や「恐るべき子供達」には、自責の念が一切無くて(少なくともその時点では)、それがリアルに子供の視点なのが、共感を呼ぶと言うか、リアルに読むものを打つのでしょうね。
「明るい殺戮者」・・・古代からついこのあいだ冷戦後の時代まで、「明るいヒーロー」の顔をした「虐殺者」が世界中で国家指導者の顔をしていたんですよね。。その意味で「社会」というもの自体の評価も流動的ですし、バランスと妥協と変わり身の早さという点ではアメリカはいちおう先端をいっている国家のようにも思います。