小日向で竜が昇るを助けるの話

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竜が昇天する話は中国伝来かと思われますが日本でも中世よりよく語られていたようで、江戸時代以前の文献にもしばしば登場します。ただ、竜巻などの自然現象と片付けられそうな場合が多いようで、江戸時代になるとかなり具体的な姿を伴う竜の昇天が語られるようになりますが、原型はやはり自然現象であったのでしょう。やはり中国伝来の「竜に成る」という考え方も、たとえばハマグリであったり、たとえばガマであったり、小蛇であったり、この話のように人間であったりもするわけです。この話は僧侶というより中国伝来の仙人の話に近いかな。複数の自然現象が重なる場合もあったわけで、地面が爆発してそのあと昇っていったものが見えた、これは土中のガマが竜に成ったのだ、という説など、メタンガスなどが溜まって爆発したのが、たまたま蜃気楼的なものと重なったりしたのだろうとも考えられます。いずれ昇竜はめでたいとともに恐ろしく、ひときわ畏怖の念をあたえる現象であったといえるでしょうね。この話は寛政年間の東京都新宿区大曲から文京区小日向あたりのことで、「宮川舎漫筆」に記されたものです。ちょっと話をはしょっています。
Commented by dr-enkaizan at 2008-08-29 00:59
毎度です。
面白いですねやはり。
 ちなみに竜といえば、昇天しないタイプで鎌倉や戸塚の伝承での江ノ島の弁天がらみの話で、大船の笠間あたりから手広そして腰越かた江ノ島あたりでの、鎌倉の深沢に周囲40里の湖に住む五つの頭を持った「五頭竜」伝承なども、根底に天変地異や疫そして、自然現象と祟りそして生贄などが混在したものがありますよね。
 ここでの竜は弁天に恋愛して、諭されて人間の味方になるも、自らは衰えて死んで片瀬川になるというダイダラボッチのような地形落ちなんですが、なんとなく、おかさんのこのシリーズにかかるとどう料理するのかリクエストしてみたいです。
 藤沢市のHPに分かりやすい概要ありますが・・・・腰越の由来は・・・役所が伝えるのは(笑)でしょうね。
Commented by r_o_k at 2008-08-29 01:56
ありがとうございます。水に縁深い地には沖縄でも東北でも必ず弁天か竜(蛇)がいますが、江ノ島は日本三大弁天である前より既に竜神信仰がさかんだったと言われてたような気がします(洞窟にチープな模型展示はどうかと思いますがw)。五頭竜のようなものは水脈を示すとも言われますけど、個人的には多頭竜も川を象徴しているというのはそれほどピンときません。竜=おろち=みずち=川というのはチグリス・ユーフラテス文明まで遡ってしまうと言う物凄い遠い説ですが(;@@)俯瞰して見ていたわけでもないのに枝分かれする川が(うねる一匹の蛇ならともかく)多頭蛇にまで見えるのかなあ・・・と。

飛竜は中国からの輸入とされ、日本で一般的になるのは室町時代みたいで、空の怪異に庶民は明確な名前すらあたえておらず、狐や鬼と呼んでいた可能性があります。とにかく江戸時代が伝承を酷く艶めいてややこしくしていることは確かです。鎌倉は都市文化の断絶がありますし興味は尽きないです。
Commented by r_o_k at 2008-08-29 02:06
むしろそれぞれ(湖に流入する?)水源を押さえた氏族が集まってムラを形成していたと考えたほうが多頭竜を解釈するのには妥当なんでしょうか。。疫病は水溜りに発生するといいますし、湖というより池のような小規模のものだったのかもしれないですね。。
by r_o_k | 2010-04-02 11:49 | <風流>怪奇漫画落之書 | Comments(3)

岡林リョウ☆フツーのつれづれをフツーに書きたいという変な欲望が囁きました。


by ryookabayashi
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