変化の森にて「くだん」に出会い。
2008年 08月 17日
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いわゆる予言獣のひとつである件と、半ば都市伝説上の怪物である「牛女」とは似て非なるものとしていくつかの一般書にて比較がこころみられてました。牛頭人身の後者は獄卒としても描かれる仏教に併合された神、牛頭天王と直接の関係があると思われ、最近は古代ギリシア、ミノスの怪物ミノタウロスの伝説と遠縁があるのではないかとも言われるが、このあたりは学術的に取り組まれている話題なので深くは触れず、今回はちょっと創作性を強くしてみました。いや、行き当たりばったりでオチを考えない、いわゆるヤオイの方法でいきたかったのだが、そのせいか肩の力が抜けてまったく下書きもせず殆ど修正なしに一発で書いちゃいました。もっと何か捻れたかもなあ。ただ、くだんは人気の題材なので下手に捻るよりは煙に巻いちゃったほうがいいかなとも。シュールに逃げるのは駄目なやり方、最終手段なんだけどいいや。山の神が侵入してきた牛神と対決し、しかし日本の神の典型としてはからずも融合(併合)してしまう、ということを描きたかったんですけどね。まあいいか。
あまりにも強引なやり口はちょっと気になったな。
創作なしの人から聞いたお話だけでまとめてくれればと読むたびに思う。
編者としてどうかなぁと思うなぁ。
中にはおおって思う話もあるから余計にそう思う。