池に吸い込まれる女たちのはなし

類話は枚挙に暇が無い出奔話と魔性の池の話のあわさったようなもの。しかしこれは明治時代の新聞に載ったもので、湯本豪一編「地方発明治妖怪ニュース」を参考にしました。原文のままなのでちょっと読みづらいし、案外普通の話が多いので人によっては題名倒れと思うかもしれないけど、明治時代の新聞のコラムがこんなノリだったのか、という皮膚感覚も味わえます。とりあえずどうぞ。

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出奔話、というのは江戸の封建時代からみられる「家出話」で、突然女房が疾風のように駆け出してそのまま山に入って一生を終えた、とか、武士が突然天狗になると言って白装束でいなくなった、とかいった話。まさに封建のストレス社会のなせるわざともとれるし、単純に不思議話ともとれる。後者ととったほうがやっぱりいいよな。突然、理由なしという不可思議の端的な表現は、「通り悪魔」の話にもちょっと似ている気がする。西欧でいう「デビルズ・タッチ」、今では心臓発作の類か。そこに奇妙な人物のビジョンや奇怪な現象のビジョンが伴い、決まって「ぐっと睨み返したら去ったが、まもなく隣家の主人が乱心して一家惨殺」といったオチがつく。田中貢太郎の「日本怪談実話」には病院の天井にひっつき歩く老婆の話として載っているから明治時代まで続いた都市伝説だったのだろう。

魔性の池についてはもはや語る必要もあるまい。京都の深泥池など1000年の歴史ある怪奇スポットだ。この話の若干不可思議なところは、犠牲者が必ず盛年の婦人であるところだが、理由がさまざまに語られるわりにどれにも根拠は無く目撃者にも何も見えていない。これが江戸時代だったら、大蛇の精が夜這いをかけて池に引きずり込む、とでもなったのだろうか。そこがリアルでもあります。

着地点が見えなくてもいいやと開き直ったはいいけど、せめて下書きすべきだった・・・最初から中心点ずれてるし塗りすぎだし・・・orz

いろんなのにチャレンジしてきますよ。
by r_o_k | 2008-08-07 00:24 | <風流>怪奇漫画落之書 | Comments(0)

岡林リョウ☆フツーのつれづれをフツーに書きたいという変な欲望が囁きました。


by ryookabayashi
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