「アイルランドの夜、あらしの女」

バンシーのお話です。ファンショー夫人回想録より、底本には国書刊行会「妖精異郷」ヘイニング編芳賀倫夫訳を使用しています。かなり断片的な幽霊譚に近いものになっていて、それだけに真実味があるのですが、お話にはなりにくいので、設定含め平易に整えました。もっとよくまとめられたはずだけど、ほんとに下書き無しで模索しながら描いてたので・・・しかもペンが三本全部インク切れになるという非常事態で。

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ほんとにさらっと描くつもりが行き当たりばったり過ぎて物凄く汚くなってしまった・・・絵も話も模索しながらなので最終的なオチのフリすら入れ忘れていますが何か。

バンシーは日本的な意味でのモンスターではなく先祖の霊とされています。アイルランドの定義が全てではないにせよ、ここで書いたように一族に憑くものであって家や場所に憑くものでは本来無いようです。昔の言葉で言えば地縛霊でなく憑依霊、それも血族への、ってことでしょうか。日本の感覚に近いのだなあやっぱり。島国だからかなあ。日本の「やろか水」みたいなものは風水に憑いているもので血族とは関係ないけれど、土地と集団の関係性というのが江戸時代強くならざるを得なかったころのことを考えると(農民は完全に農地に縛り付けられるし町民武士も自由な移動を制限される)、土地と血族というのはイコールとも考えられるかなあ。
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by r_o_k | 2008-08-01 00:29 | <風流>怪奇漫画落之書 | Comments(0)

岡林リョウ☆フツーのつれづれをフツーに書きたいという変な欲望が囁きました。


by ryookabayashi
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