怪談「ふたつ燈籠」その1

長田幹彦「幽霊インタービュー」より実話をもとにしたという小編「ふたつ燈篭」から。今回は原文が混沌として半端に長いので、シナリオに編集してから書こうとしたら・・・一回で描ききる時間がなくなってしまった。

戦前戦後の花柳界を描かせると矢張り旨いこの人だが、実話を合成して更に心霊主義者としての説明文を生硬にないまぜにしてしまったがため、いささかわかりにくく、未整理の感が強い。だから予めシナリオ化は必須だった。いつもよりかは演出度は低いです、抜粋再編の感じ。あ、でもいちおう情話に仕立てようとしてます。原文は怪奇心霊談に寄ってるので。相変わらず猟奇好きな人ですよ。指切りなんて普通。切断面の観察文とか要るのかこの小説に?

b0116271_2221779.jpg
b0116271_2221404.jpg
b0116271_22221272.jpg


その2はこちら

ぶっちゃけこれを実話系怪談と言うのは難しい。たとえば前に書いた「ぽんた」の話とか露骨に合成されていたり、牡丹灯篭のバリエーションみたいな主筋、この人らしくない素人臭い構成・文体はたぶん口述筆記みたいな書き流しをやったせいなんだろうかなあ。親近感をおぼえるのはそういったところが田中貢太郎のやり方と似ているからだ。しかし生々しさは前者、強烈さは後者と違いも大きい。優男と野人、という違いは大きいだろうなあ。

それにしてもそろそろ資料なしに和装や髪型をかくのはきつい。。島田結いがよくわかんないし、この話では設定を際立たせるため浴衣と芸妓衣装を書き分けなきゃなんないんだけど、まーいいか。めんどくさいのでまだ手を抜き続けます。間違ってたり変だったら、「あくまでこれは私のファンタジー世界にすぎないので」と言い張ってしまうぜ。考証にはまったら杉浦日向子さんみたいな創作家としての行き詰まりがある気がする。

↓ぜったい押してくださりませ、ランキングに参加しております。
にほんブログ村 イラストブログ らくがきへ
by r_o_k | 2008-07-27 22:32 | <風流>怪奇漫画落之書 | Comments(0)

岡林リョウ☆フツーのつれづれをフツーに書きたいという変な欲望が囁きました。


by ryookabayashi
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30