揺りかごから酒場まで☆少額微動隊

岡林リョウの日記☆旅行、歴史・絵画など。

で、あんたはどっち派なの?

どんないかなる集団にも組しない。派閥なんて関係ない。

仕事以外ではね。

そんな気分でここ数年を過ごしている。「オナカマ」関係に浸ってしまったら進歩が無くなる。むろん相手にもよるんだけど、じっさいトシを経るにつれそういうお仲間ってのはグダグダになって消えちまうのが常なわけで、あるいは続いたとしても、はたから見てると何で群れてんのこのきもい集団、てなれあいな感じになってまう。だからオケもやめたし紆余曲折ありながら十六年続いたカルテットも終わった(こっちは終えたんじゃなくてね)。

だってプロめざすでもなしただ練習して発表するだけで譜面こなすだけじゃ面白くねえ。ついでに言うなら自分の思う音思う音楽を表現するのに100人という人数は多すぎるし通らない。4人でさえ辛い(辛い要求することも辛い要求されるのも4人ではきつい)。カルテットはバンドにちょっと似てる。たぶんバンドといっしょでもっとオヤジになったら誰か再結成とかいいだすのだ。俺は絶対無い。やらないにょ(キモ

まそれだけじゃなくてネットなんてしょっちゅう離合集散なわけで、逆に1年以上同じ面子でうだうだ粘着交流しているのがきもく思えてしまう。変化の早いこの電脳社会で1年も発展性の無いギロン関係を煮詰まってるのに続けてるだと?冗談じゃない。そんな暇じゃない。たとえ携帯でどこでもいつでもたいていのことはできるとしても、時間が24時間しかないことには変わりは無いのだ。

たとえば英語でブログつけてみたりもするわけだが、この広い世界でリピーターって二人しかいなかったりする(まだ一週間たたないけど)。そんなもんだ。むしろ、そんなもんであることに健全性を感じる。こっちも異様な数のHNとページを持ってネットに繋いで十数年になる、だからそれぞれのHNとページの持つ属性に従って、それぞれの心理的コミュニティの人間と接点を持っているから、その程度じゃないと相手しきれない。中には少なくない人数来るページもあるけど、交流は少なくともこちらから持とうとは思わない。トラバは追わない。関係性は薄いままでいいのだ。

実際会って会話してどうこうであれば交流は深まるけど、ネットだけのつきあいってのの目的は、私にとってはまさにSNS(SNSはそもそもリアル世界での交流会に源流がある)の思想と同じ「薄い人間関係」の構築にある。

でもリアル世界での話し、「薄い人間関係」こそ友人関係を長く続ける秘訣であり、そういう関係の人間にかぎっていざというときに頼りになったりする。不思議だけど、べったり関係に陥った連中って男女問わず、逃げ足早い。こっちも逃げるからね。そして二度と会わなかったりする。特に弱さで連帯した連中ほど逃げ足の速い者はいない。弱さでくっついてるやつなンて、もっと強いやつを見つけたら迷わずそっちへ行くからだ(前にも書いたな)。適度な距離感を保ちながら巧く関係を築く、これこそが世界を広げる。

バーチャな関係の人と会った経験が私は一度も無い。だが時が来たらリアルにシフトする人間関係もあるのだろう。今はただ、このぐらいの距離感か、というかんじで測りながら、いろんなコミュニティに顔を出したり引っ込めたりしてる最中なのだ。もなかじゃないよ。

2005年11月20日
by r_o_k | 2007-07-21 23:21 | ゴタク | Comments(0)

by ryookabayashi