好きなことをやんなさい

好きなことをやらないのは馬鹿だ。 

・・・と水木しげる御大の言葉で番組が終わりました。こんなにしっかり語った番組もそうそうないんじゃないかな、いっつも妖怪や精霊が邪魔をして、武良茂氏そのものの言葉が聞こえない。戦争について語るときもその時々で少しスタンスを変えてぼかして語る、わき道に入ってはぐらかしたりする。山本信也カントクはやや強引に話の筋道をたてることで、生臭さも漂ったけど、真の姿を少し引き出していた。 

水木しげるという人は一筋縄じゃいかない、足立倫行「妖怪と歩く」など読むとだいたいどういう人なのかわかる。そしてこの世代で生き残った人々というのは生きることに半端ないですよ。その執着、そのなりふり構わぬやり方、それは戦争という暴力の残したPTSDかもしれないけど、すがすがしくもある。平和な時代には身に付けられない物凄い生命力だ。 

死んだ人のぶんも生命をもらって生きてる、という力がある。80台半ばという年齢はけして今は特別ではないけれど、ちょっと衰えの目立った人だっただけに、今日の番組は「ぼけてるフリをしていたのか」と思わせる「本気の声」が織り交ざったものでよかった。 

最後にやっぱり、好きなことをやってこその人生、という言葉は重いと共に、それでも駄目ならしょうがない、という裏の意味を読み取って、もう一度聞きなおそう。

(2007年のラジオより。葬儀で配布された絵はこの時期に描かれたとのこと、言葉もこのまま。)

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2007年11月15日21:35mixi日記サルベージ

by r_o_k | 2017-09-13 09:15 | ゴタク | Comments(0)

岡林リョウ☆フツーのつれづれをフツーに書きたいという変な欲望が囁きました。


by ryookabayashi
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