2011年5月宮崎神話系探訪(いちおう完成版)

日本のミステリスポット探訪でここは欠かせない場所というのはいくつかあるわけです。

あるていど流行に左右されるけれども、いつもメディアでこのてのものが(さいきんはパワースポットとして)扱われるときに名を連ねる、いくつかのところ。

奈良なんてたとえばそういうところです。

出雲もそうかもしれない。戸隠なんて最近よく採り上げられます(天岩戸を隠したことからその名がついたと言われる)。

それらに共通するのは、日本古来の信仰が古来の形で保たれている、というところ。

宗派がはっきりしていて統制されたお寺よりも、明治以前の民間信仰を巻き込んだ様々な態様の神道系の場所。

ミステリスポットというのは殆ど神道系の場所じゃないでしょうかね。

ただ、私もけっこうそういうとこを廻ってきたけど、レーカンとか薄いせいかあんまりミステリを感じたことがない。霊障じゃなくてミステリね(こういう物好きをやってると霊障チックなことには遭うのですよ)。
神秘。

ならば今回、思い切って大枚はたいて行ってやろう、と。
やりすぎコージーでも行ってた日本屈指のミステリスポット、宮崎へ。

日本神道のまほろば高千穂峡に行こうではないか!
天の岩戸を見てみようではないか!
日本最古の民話にして天皇の祖先にあたる山彦海彦ゆかりの、青島とか行ってみようではないか!
(但し霧島連山や西都原はまたの機会に)

ミステリを全身に浴びてこよう!!

以下旅程表にコメント写真加えたノラネコ 追いかけて はだしで かけてく 愉快な×××サン・・・
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5/1日

0540自宅発
0654京急羽田着

0750羽田発 SNA11(飛行機がちいさい!現在はANA傘下)
0935熊本着
<乗り換え35分しかない!!!>
・・・実際は飛行機が15分余り遅れたので相当にあせりました。

1010ぐるりんひむか号熊本線(熊本→高千穂→延岡):国内Tと国際Tの間の派出所前 発
http://www.miyakoh.co.jp/travel/domestic/post_352.html
・・・実験的な観光バスで、非常に親切かつ2000円という安さ。実験なので運航日や時間割は流動的。
空港からは私しかいなかったので10時2分に繰り上げて発車。

<ミルクロード>
1110阿蘇・大観峰1130・・・ド雨。
1220草千里1320・・・ド霧。渇水の影響かカルデラ湖も干上がりまくり。。
・・・昼食タイムでタイピーイエン定食という謎の鍋を食べた。ちゃんぽん的な食べ物。
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・・・阿蘇噴火口近くに来ると雨はあがってきた。時間の都合で噴火口には寄らず。
<高森峠>
1440・・・パワースポット高千穂到着。ドピーカン!!阿蘇をはさんで東西で天気が違うのだ。

・高千穂峡:鬼の力石(このあたりを根城にした「鬼八」という鬼が持ち上げたという巨岩)、真名井の滝(観光写真でおなじみ)、七ツケ池(写真参照)、養魚池(おのころ池)と玉垂の滝・月形(写真参照)
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・・・素晴らしく綺麗な渓谷で整備も尽くされてます。箱庭のよう。一本道の散策コースで1キロくらい歩けばすぐに見終わる。但しボートは何時間待ち状態なので乗れず。。朝8時で2時間待ちだったそうです。。
古くからの名勝らしくいろいろと見所が揃っていて、カッパ伝説もあります(写真の石社(久太郎水神社)等)。

<<<何か感じたかって?人だらけでピーカンで、感じるものは自然の素晴らしさ。そんなとこでした。やっぱりボートに乗らないとだめなようです。もっとも、あの滝も水不足で水量がなく、とはいえ水量が増えるとボートを入れられないそうで、そういうレアな意味でのミステリ?はあるかと。滝は上の貯水槽経由でおのころ池(おのころ島より名づけられたらしい)から流れ落ちます。

バスを降りる渓谷入口の神橋から逆方向に直登すると高千穂神社に出ます。このときは観光バスが混雑で動けない状態になってしまったので、先にバスは高千穂神社に行って、こちらは見終わり次第100円のシャトルバスで神社まで上がり、そこで神社も見た上でサルベージするという措置がとられました。
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・高千穂神社;ミケイリヌノミコト像(本殿外廊)、秩父杉(本殿手前左)、夫婦杉
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・・・宿泊がすぐそばなので予定ではここで廻るつもりはなかったけど廻った。
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・・・鎮石。創建時に使われたものだそうで、茨城の鹿島神宮のミステリ物件として知られる底知らずの「要石」はこの宮からおすそ分けされた鎮石だと書いてありました。底知らずのはずなのに、おお、ミステリ。煩悩を断ち切ってくれるそうです。

参考:茨城県鹿島神宮の要石(水戸光圀が掘らせても底がしれなかった、鯰の頭を押さえているとも)
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<<<ここは狭いながらもちょっと雰囲気がありました。よく信仰されているというか、社勢が強いというか。

・・・裏の山頭火句碑への下り道から自然散策路が高千穂峡の神橋まで直降しており、途中新橋の下に高千穂峡を根城にしていた「鬼八」率いる一党の住居「鬼の窟」があるとのことだったけど見つけられなかった(観光協会によるとやはりあやふやらしく、穴はあるはずだけど・・・探したんですが・・・という歯切れ悪い回答)。降りるのには10から15分、登るのは15から20分程度。

1600発

1615着
・天岩戸神社;西本宮;拝殿裏に天岩戸遥拝所があり、岩戸らしき岩窟が遠くに見える

<<<以前沖縄の天岩戸を紹介したけど、恐らく日本でいちばん本物の天岩戸ぽいと思われるのがここ。昔は見ることすら禁じられたと聞く。今でも神社の人も近寄ることを禁じられている。

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この神社についてはこちらのサイトを参照
http://www.pmiyazaki.com/takachiho/amenoiwato.htm
・・・神社に申し込めば誰でも解説つきで谷向こうの天岩戸を遥拝所よりのぞむことができる。撮影録画録音禁止。草草の向こうに白茶けた崖面が垣間見える。崩落している模様。七本杉はこれかな?という感じであんまりはっきりしない。

<<<確かにでかい岩窟だったようだ。でも今は原生林の中でひっそりと、神話の時代を伝えている。。

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古代銀杏
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往復計20分;天安河原・仰墓ケ窟
<<<<<<今回のメインですな。やりすぎコージーでももったいぶってやってました。えはらさんもやってた。もっとも、天安河原なんて朝早く人のいない時間に行けという話しもあり、雰囲気を味わうにはゴールデンウィークの夕方はちょっと難しかった。。

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・・・天安河原(アマテラスの篭った天岩戸をどうやって開こうか神々が議論した場所という)は観光地ってかんじ。入口には店が並んでる。外国人が多い。。積み石がたくさんあるけど、子供供養ではなく願い事成就のためという。黄色い橋の上がパワスポだとか。

(注)東本宮は谷向かいにあり、西本宮とは本来別の神社。どうやっても時間内には見に行くことは不可能。

1705発

1730高千穂バスセンター着<降車>

・再び高千穂神社
社殿裏より徒歩(句碑の先)

(鬼の窟探し)高千穂峡往復
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<<<前記のとおり鬼の窟は見つからなかったが、人気のなくなった高千穂峡の、しかも上流側の光景は、滝が遠くどうどうと、スローモーションのように落ちながら、岸壁は深く抉られ神秘的で、ひょっとするとこちらのほうがスポットなんじゃないかと思った次第。鬼が潜むわけです。

・鬼八塚(ホテル神州前)
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<<<鬼八はバラバラにされ埋められた。首塚がここ。信仰されているようだが雰囲気は無い。街中だから。

1810ホテル神州 チェックイン
・・・前評判はイマイチだったんだけど、高千穂が宿泊地として栄えていた高千穂線廃線前の盛況ぶりが偲ばれる雰囲気でよかった(設備の老朽化含め)。何より高千穂神社が近い。鬼の窟に住んだ鬼八の首塚が目の前というわかりやすさ。

2000-2100夜神楽見物(高千穂神社)
・・・畠山重忠手植えの秩父杉二本のうち一本が倒れ古い観光神楽殿を壊したため、今は真新しい観光神楽用の建物が社殿の隣にできている。受付が7時半からだけどその前から受け付けてて大混み。例によって天の岩戸を開けるところまでの抜粋上演のあとに、夫婦和合の滑稽節。
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5/2月

チェックアウト8:00

・「神話史跡コース」
高千穂のもう一つのミステリスポット。高天原が広がり神武天皇が育ったという一つの森(山)。イワクラの一つもないのが不思議だけど、恐らく高千穂峰等に伝わる天孫降臨伝説がミニチュア化して民話定説化したような気がする。手の入った森に雰囲気は余り感じられなかった。残念なことに。唯一、冒頭にあげたマムシ草の花が奇妙な感傷をもたらした。
こちらのサイト参照
http://jborn.net/modules/theme/details.php?blog_id=4
たいてい2時間かかると書いてあるけど案外短い。コースの多くは何のへんてつもない森林の中、特に見所もないのでさっさと歩けてしまう。
荒立宮と天真名井・夜泣き石だけは少し離れている。 8:20-9:20

(1)くしふる神社(くしふる峰)・・・ニニギノミコトが降臨したところ。
(2)高天原(遥拝所)
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(3)四皇子峰・・・社がある。神武天皇の4兄弟生誕の地という。
・万葉風土記の丘・・・広い空き地。すぐにくしふる神社入口に戻る。
・・・少し道を下りる。途中に横穴墓が二つほどある。
(4)天真名井、神代川
古木の根元に泉が湧いている・・・というが動きがない。人工的な青い色が白く塗られた水底に映える・・・???天の真名井をここに持ってきたという伝承をもつ。川はコンクリで整備されて雰囲気はない。夜泣き石が対岸にある。
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(5)夜泣き石
もともと川底にあったという。高千穂に何かあると夜鳴動したという。だが一般的にはお産や子供の夜泣き止めの信仰で知られる。おお、ミステリ。
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・・・少し歩く。くしふる神社から山中をたどるコースもあるみたい。
・二十体王宮
(6)荒立宮・・・カップルが列をなす。そんなお宮です。

・・・歩いてバスセンターへ戻る。タクシー待機所も観光案内所もこのへんに集まってる。

国見ケ丘
http://www.rurubu.com/sight/detail.aspx?BookID=A4603750
(高千穂は見所が分散(渓谷、くしふる近辺、天岩戸、国見ケ丘)しているので、どうしてもどこかに車はかませないと難しい)
タクシー往復9:45-10:21(片道10分程度、3000円弱)
・・・黄砂でほとんど景色見えず。雲海は秋の早朝しか見られないそうなので、まあいいかと。辛うじて阿蘇の寝釈迦がぼんやり浮かぶ。
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1030 高千穂バスセンター発 宮交バス延岡方面
1149 延岡バスセンター着

1208 延岡駅
<特急宮崎空港行>
1224 日向市駅着

1235発<レンタサイクル>細島往復 ・・・駅内の観光協会で450円。ママチャリなのではっきりいってリアス式の岬の車道走りには向きません。。。きついとこは押して行っても大した距離じゃない。

<日向岬の観光にミステリ成分はありません>

1300-30 海の駅で昼食:割と混んでた。ここから後述の馬ケ背等観光船が出る。予約制。

1340御鉾浦浜(小さな砂浜)
・・・ここから細島周回道に上がる。

黒田の家臣(墓)・・・岬上の周回道より往復。砂洲で陸地と繋がったり切れたりする小島の上。1405発
参照:http://okab.exblog.jp/15541964
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1415馬ケ背入口(観光案内所)
・・・ここにチャリ止めて歩きで廻る。灯台から廻るのがいいか。このあたりの割と細めの柱状節理が見事に望める。

細島灯台、馬ケ背~日向岬展望台
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1500発
・・・道はきついが割りとすぐ。

1510-20クルス展望所:クルスの海(叶うの海)<<形が十字架、もしくは「叶」の文字に似てることからこじつけたと思われる。。
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・・・この先は主として下り。急坂車に注意。

1525-30サンポウ・・・下りきったところにある岩礁地帯。魚釣りとか。
日向岬グリーンパーク1540発・・・ここから米ノ山に登る道がある。

1550伊勢ケ浜海水浴場につく。ここも綺麗。古墳もある。
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1630発

・・・以上細島一周、今回最高ですた。展望台必見。但し水の透明度はイマイチだった。

1652駅着、レンタサイクル返却
1657日向市駅発
<鈍行>
1810宮崎駅着
※ちなみに途中通った宮崎神宮は神武天皇皇居跡だとか

ホテルスカイタワー チェックイン
・・・天気がよければ景色良さげ。駅近で高層。シーガイアも見える。

「おぐらのチキン南蛮」を食べました。本店。

************
5/2月

8:30チェックアウト
8:50宮崎駅バス乗り場(西口4番) 遊覧バス(宮交)発
(にちなん号ではないです)

以下、観光バスのうたい文句を転記。
・・・ド雨だったので余り言うことない・・・

0950-1045【青島】
約1.5キロの島の周囲は【鬼の洗濯板】が取り囲み、島の中央の青島神社は【縁結びの神様】として有名。
毎年、ジャイアンツの選手も必勝祈願!
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・・・青島神社殿右手奥にある元宮の雰囲気はまるで沖縄のウタキのようです。あれ自然に生えてるのかなあ椰子。海彦山彦伝承の中心地です。
<<<ココに限らず高千穂から次の鵜戸までこちらのサイトに詳しくのってるのでリンクさせていただきます。
http://www.asukanet.gr.jp/tobira/urashima/umisachiyamasachi.html
青島神社は彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)=山彦・豊玉姫命(とよたまひめのみこと)=山彦の妻・塩筒大神(しおづつのおおかみ)=間をとりもった神の三柱をおまつりしている。独特の雰囲気。ミステリ要素はあるけど、混んでて雨降ってて・・・

時間的に一周(1キロ半くらい)できません。ちょっと短かった。。
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1100-1115【堀切峠】
海面から60メートルの高さにある展望台から太平洋を一望。 道の駅フェニックスの珍しい【えびソフトクリーム】【あしたばソフトクリーム】は美味
・・・えびソフトはえび率3パーセントくらい。鬼の洗濯板は青島だけじゃなくて日南海岸をえんえんと覆ってる。ここが一番発達してるってかんじだろうか。
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1140-1310【鵜戸神宮】参拝・食事
海に面した洞窟の中にある社殿は【安産の神様】として有名。運玉が亀石に入れば願いが叶うかも…?
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・・・運玉入りました(観光バスでくれます)。山彦にまつわる神話(異種婚伝説、山彦の嫁はサメ(トヨタマヒメ)だった!!)をもつ。山彦は神武天皇の祖父とされる。昔は新郎新婦が港のある海岸から峠を越えて岩礁のこの神社にお参りする習慣があったけど、今は峠道は閉鎖してトンネルで行くようになっている。けっこう歩く。途中、神犬石というモノリスがあったり(狛犬がわりとも)、社殿のある洞窟の中にはお乳岩という、正体を見られた豊玉姫が乳だけを置いていったと伝承されてるブツもあったり見所いっぱい。鵜戸の名は鵜の羽で急ごしらえの産屋を作ったことから。
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途中、車窓にライオン岩とか。
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1355-1520【飫肥】
九州の小京都飫肥は明治の外交官小村寿太郎の誕生地。
昔ながらの街並みと城跡を散策し、歩き疲れたら名物【飫肥天】でひと休み 「玉子焼き」
・・・小さな城下町で見るものも少ないけど、晴れてたら気持ちよかったかも。飫肥城の上り口に四本の杉があり、その中央部がパワスポだとか。あと天主跡の杉林も。ここは短かったな。
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1629 宮崎空港着

<土産、夕食>

1910宮崎空港発 JAL1896
2045羽田空港着


おわりー
写真選択がたいへんなんですよ。いやさぼってるだけですが。こちらにほぼ全部あげてあります。縮小してますが。

過去のミステリ旅についてはこちら
http://ryookabayashi.sakura.ne.jp/otherkaiitop.html

by r_o_k | 2011-05-24 13:49 | 旅行 | Comments(0)

岡林リョウ☆フツーのつれづれをフツーに書きたいという変な欲望が囁きました。


by ryookabayashi
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