雨中信濃神秘紀行<3>下諏訪(秋宮・春宮)のまき
2010年 09月 30日
下諏訪神社は秋宮と春宮に分かれており、それぞれに勇壮な幣拝殿(神代に御幣をまつった拝殿)等重文建築で知られますが、いずれも四本の御柱をもつうえ、境内に伝承ある大木が目をひき、水や樹叢を意識させる上社よりも一本の「樹」を意識させるかんじがします。2-7月は春宮、8/1-2/1は秋宮と遷座する女神で知られています。タケミナカタ命は春宮めがけてくるんですね。
まず秋宮から。
これが有名な根入りの杉。根が入り組んでいるから、ということですが、夜になると横たわって寝ている、根方からいびきが聞こえる、枝が下を向いて寝ている等、江戸時代の文献にも残っています。むかし怪物図録にも描いた。
出雲式の注連縄が楽しい神楽殿。その背後に幣拝殿その他。
幣拝殿ほかの背後、塀の内側、左右御霊殿に護られるように神体であるイチイの木がある。謎。しょうじき謎。御柱もこの塀囲いの外側に四本立てられている。しょうがないので塀の外からぱちり。
春宮はもっとコンパクトに華やかなかんじがする。
神橋がいくつかある。何か伝説あったっけ。
古木が目立つ。
こちらはよくあるといえばよくあるけど、幹が途中で二つに分かれてる、もしくは途中で一緒になってるとも言える「結びの杉」。
さて周辺を歩こう。
さくっと万治の石仏に行ってから=>リンク
つづきます。