飽海神軍

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出羽国庄内飽海社は大物忌大神と号され、祭神は倉稲魂神である。年に一度、風が激しく震動して、天気がいつもと違うことがある。そんなときは、雪や霰に混じって、矢の根が降る。これを神軍と呼び地元の人は非常に恐れている。晴れたあと、木陰に石でもなく鉄でもなく、鏑矢や蟇又などの鏃が数種類見つかる。これを雷斧という。鹿伏の矢の根と変わらないものである。また奥州、能州の中にもそういう話がある。常州鹿島にもあるという。まさに本草に書いてあるところの雷楔(くさび)、雷斧のたぐいだろうと思われる。(諸国里人談)

自然系の変異だとは思われるが、それにしてもはっきり該当する現象は思い付かない。霰とは違うとはっきり書かれ、さすると雹もまたしかりと思われるから、火山の噴出物か隕石のたぐいでもあろうか。神軍については他にも記録がある。同書にも別の場所についての項目がある。いずれ「神軍」と呼ばれている。
by r_o_k | 2009-11-16 23:15 | 怪物図録 | Comments(0)

岡林リョウ☆フツーのつれづれをフツーに書きたいという変な欲望が囁きました。


by ryookabayashi
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